まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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進撃の巨人 20巻 79話-1 「完全試合---シガンシナ区側」

2016年11月14日 | 進撃の巨人
超大型巨人と化したベルトルトは、何の迷いもなく、シガンシナ区を崩壊させていった。
その巨大な手で建物をなぎ倒し、火のついた家屋を辺り一面に撒き散らし、街を火の海へと変えていった。



エレン達の故郷が破壊されていく光景を、エレン、ミカサ、アルミンと104期の仲間はただ息を潜めて見ているしかなかった。
コニーが叫ぶ。「空から家が降ってくる・・・、あの中にエレンの家イェェェガアアアアァァァ!!!アハハハハハ」もう笑うしかないくらいに、手の出しようがなかった。



リヴァイ兵長もいない、現場の指揮をとっていたハンジさんもいない。
ジャンたちは口々に、アルミンにどうすればいいかを聞いた。
ミカサは冷静に「ともかく私達の指揮権は今、アルミン、あなたにある」と指示を待った。



だけど、アルミンにもわからなかった。
いきなり頼られても、この状況を打破できる案など思いうかばない。そんな案があるとも思えない。


アルミンは何かを言わなければと、不安気に「こ・・これより撤退・・。団長らと合流し、指示を仰ごう。
『超大型巨人』は作戦通り消耗戦で、目標本体が露出するまで巨人の力を使わせるんだ。あの巨体は壁を越えることは出来ないから、力尽きるまでシガンシナ区の檻の中に閉じ込めてやればいい」
と言ったが、ジャンに反論された。

『超大型巨人』が団長のいる壁に近付き、内門付近の建物を燃やされれば、馬が殺され、団長達は前方の『獣の巨人』と、後方の『超大型巨人』と炎で挟み撃ちにされる、との指摘だった。



アルミンは、ますます自信をなくしてジャンに聞いた。
「そ・・それじゃあ『超大型巨人』はここで倒さなくちゃいけないの?今、ここにいる僕達だけの力で・・・」

アルミンは焦り、頭の中には策でも状況でもなく、ベルトルトの「僕にはわかる、そうやって震えている間は何もできやしない」という言葉だけが回っているだけだった。
アルミンの口をついて出た言葉は「ジャン・・・代わってくれないか・・・?僕はわからない!!どうすればいい?」



ジャンの目にも、今のアルミンに頼れない事はわかる。
ジャンは頭をフル回転させて叫んだ。 「川に移動するぞ!!全員エレンに乗ってガスを節約しろ!!あるタイミングでベルトルトを引き付けなきゃならねぇが、それまでは見つからないようにしろよ、エレン」


それからジャンは、怯えたように小さくなるアルミンに話しかけた。
「俺は状況は読めるが、この場を打開できる策は浮かばねぇ。最終的にはお前を頼るからな・・・」また、アルミンの心臓がドクンドクンと早くなり、顔から血の気が引いていった。




物陰に潜んでいたエレンと104期は、『超大型巨人』が壁の方へ向かっていくのを見て、立ち上がった。
彼らに策などなかった。ただ、壁の方へ行かせてならない、自分達でどうにかしなければという"思い"があるだけだった。


まずは、"エレンの叫び"を試した。
以前起した奇跡のように、巨人を支配する力を発揮したかったが、ベルトルトはチラリとエレンを見ただけで、構わずまっすぐに壁へと向かって歩いていく。この策は効かない・・・・!!!



今の指揮官はジャンだった。
ジャンはエレンに「ノッポの足を止めるぞ!!!」とエレンを超大型巨人めがけて走らせた。

走りながら口々にジャンに質問した。
「どうやってアイツを倒せばいいんだ!?」「熱風で立体機動装置は使えないはず!!」
ジャンは「何でも試すしかねぇ!!!!奴の弱点を炙り出してやれ!!!」とアルミンやエルヴィン団長のような頭脳派とは違った、武道派らしいチャレンジャーな策に打って出た。


皆が命がけで策を試しているのをアルミンに見せて、最終的にはアルミンのアイデアに頼りたいのだった。絶体絶命の局面で最善策を叩きだすのは、いつもエルヴィン団長かアルミンだったから。
「アルミンは少し離れたところで奴を観察しろ!!もうベソかくんじゃねぇぞ!!必ず手がかりがあると信じろ!!!」

ジャンは決して諦めない。
(何か・・・!!何かあるはず!!!)
指揮官のその強い思いは、兵達に波及する。

エレンは、まっすぐにベルトルトに向かって走り出した。
(見下ろしてんじゃねぇよ・・・てめぇはただデケェだけだろうが・・!!!!)


エレンの巨人は、超大型巨人の片足首に掴まって、渾身の力で押した。
その巨大を後ろにひっくり返せれば・・・・。だが、ベルトルトが片足をあげると、小さなエレンはぶらんとぶら下がった状態になり、そのまま成す術もなく振り飛ばされて、壁の上部に激突した。



もう少しで、内門側まで飛ばされるところだった。

いろいろ試してわかった事は・・・超大型巨人の前に、エレンの巨人や104期だけではあまりにも無力であるということだった。









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