まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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東京喰種トーキョーグール 1巻 007「欺罔」

2016年06月18日 | 東京喰種トーキョーグール
昨夜、僕を殺そうとした【喰種グール】は、僕と同じ大学で生活していた。
「おれ、西尾錦、よろしくカネキ?」
そう言った男の眼は、白かったが殺意と威圧に満ちていた。



何でだよ・・・、何でお前ら【喰種グール】は僕から"居場所"を奪っていくんだ・・!!


だけど、僕に一瞬見せたどす黒い顔以外は、至って普通の大学生だった。
女の子と付き合ってもいるようで、完全に人間に溶け込んでいた。

学祭で使う資料を取りに来たのだが、ゼミにないようで、錦は自宅まで
取りに来るようにヒデに言った。
僕は、この男の本性の残虐性を知っている。
ヒデを一人で行かせるわけにはいかないと思い、僕もついて行くと言った。
ヒデは僕の人見知りな性格を思って、断ってくれたが、僕は行くと言い張った。

そんな僕の態度に、ヒデは何か違和感を感じたらしい。
「どうしたお前、急に・・・」


何でこうも僕の周りに【喰種】が現れるんだろう・・・・と思ったが、ふと思いなおした。
いや、違う。僕が気づいていなかっただけで、彼らは最初から"そこ"に居たんだ・・・。
【喰種】の世界に迷い込んでしまったのは、僕の方なんだ・・・。




僕とヒデは、大学を出て西尾先輩に付いて先輩の自宅へと向かった。
途中で、錦は僕たちに"たいやき"をおごってくれた。
これには僕は驚いた。こんなモノ、人前で食べると確実に吐いてしまう。
もう僕は、人間の食物を口に入れることすら、気持ち悪くて拒絶反応が出ていた。
だけど、錦は平気な顔でたいやきを食べた。
ここまでして完璧に"人間"を演じる錦という男が、恐ろしいと同時に、素直に凄いとも思った。
果たして僕にそこまで出来るだろうか・・・。


錦は、どんどん人気のない裏路地に案内し、行き着いた先は行き止まりだった。
そこでいきなりヒデを殴り飛ばして気絶させると、僕の首をギリギリと締め上げだした。
「まさか同じ大学に【喰種】がいて、それがあの時のお前だなんてね。
くせぇ、お前・・・【女の喰種】みたいなニオイだ。」



僕は、首を絞められながら、自分の事よりヒデの事が心配で、ヒデの方に目をやった。




その様子を見た錦は「お前も永近喰うつもりだったんだろ?自分を信じきった奴を
裏切る瞬間の苦悶の表情、人間の絶望の姿ほど食欲そそるもんはねぇもんなァ
お前もそうなんだろ!?なぁ!?」
と不気味に笑った。


は!?ヒデを食べる・・・?

僕はこんなヤツらと一緒にされたことに怒りを覚えて「僕は【喰種】とは違うッ!!!」
と言い返したが、生意気だと錦に体を殴られ、その勢いで錦の手は僕の体を貫通した。






血を流して地面に転がされたが、僕は不思議と意識がはっきりしていた。

錦は、さっき食べたたいやきのせいで気分が悪いと言うと、ヒデの方へ近づいていく。
「人間ってのはよくあんなもん食うよな。馬のクソでも食って気分だよ・・・」
そう言うと、自分の口に自分の指をつっこみ、"たいやき"をヒデの顔に嘔吐して、笑った。
「悪ィなカネキ。お前の"喰いモン"汚しちまったわ」






タイトル「欺罔」は、キボウと読み、その意味は人を欺き、だます事。
西尾錦が、人間に完璧なまでに溶け込むことを指しているのだと思います。
に、してもこの漢字とこの意味で、読みが「希望」と同じ「きぼう」とは
随分皮肉だな、と思いました。
(ぎもう・きもうとも読めます)

goo辞書の言葉の用法には、
「俗に欺罔さるるを欺罔盃を喰うと曰う」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
との例文があり、欺罔を喰う、とはこれいかにと思ったりしました。

に、しても不敵でクールな西尾錦も、欺罔の為にそれなりの我慢と努力は
しているようです。




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