まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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東京喰種トーキョーグール 1巻 006「帰巣」

2016年06月18日 | 東京喰種トーキョーグール
「僕は人間だッ!!お前ら化け物とは違うんだ!!
人間の肉なんか喰えるかよッ!!!お前ら化け物と一緒にするなッ!!」

と言って、僕は無性に泣けてきた。




そうだ、僕は人間なのにどうして今、こんな事になっているのか・・・。


だけどトーカは、さらに人肉を無茶苦茶に僕の口に押し込んできたかと思うと、怒りに満ちた目で言った。
「偉ッそーにご立派じゃん。確かにアンタは【喰種】じゃない。
でも、人間でもない。どちらにもなりきれないアンタに居場所なんてないんだよ。
そこまで”人間気取り”したいなら、一回限界まで飢えてみたらいい。
言っとくけど【喰種】の飢えは・・・マジで地獄だから」





トーカが去った後、僕はそこにうずくまったまま、立ち上がる気力もなかった。
彼女に言われた(僕が人間ではない)という事は、本当にそうなのかもしれない。
【喰種】でもなく、人間でもない僕には、本当にもう居場所なんてないのかも・・・
だとしたら僕はこれから先、誰にも頼ることなく孤独に、残りの一生を・・・・。

僕は自分の人生を悲観して、深く落ち込みそうになった時、ヒデからのメールが届いた。
〔東洋史のアウェー感パネェ・・・、つーかノートいらんの?〕

僕は長くヒデと連絡を絶ち、かと思うと突然自宅に呼び出しておいて、それをすっぽかしたというのに、
愛想を尽かすでもなく、怒るでもなく、僕を親友として呼びかけ続けてくれる。

僕は、ヒデという居場所がまだあると思った。
それがあるうちは、まだ・・・きっと大丈夫だ。自分に言い聞かせた。



僕は、ヒデに会う為に久しぶりに大学に行った。
片目の紅眼がばれないよう、眼帯をして行った。
昨日、トーカに”アレ”を喰わされたせいか、少し調子がよかった。

ヒデは僕を見つけて駆け出してきてくれて、僕がいなくていかに寂しかったかを
必死で説明したが、僕と違ってコミュニケーション能力の高いヒロは、学園祭の実行委員を
引き受けて、たくさんの人と仲良くやっているようだった。

ヒデは「ちゃんとメシ食ってんの?顔色ヤバいぜ?」とさりげなく心配してくれた。
ヒデは変なところでカンが鋭くて、いつも一歩先で僕を気遣ってくれる。

もしも・・いつか僕が本当に人間でないナニカになってしまい、ヒデがそれを知ったら、
・・・こんな風に一緒に歩くことも、もうなくなるのだろうか。



ヒデは、学祭実行委員でお世話になっている西尾先輩に用があると言うので、僕もついて行った。
僕は、西尾先輩の顔を見て、心臓が止まるかと思うぐらいに驚いた。
昨日、僕の事を殺そうとした、錦と呼ばれたあの【喰種】じゃないか!!!!



僕も驚いたが、錦の方も驚いたような顔をしていたが、すぐに平然と振る舞った。
「・・・そっか・・・。俺は薬学部2年、西尾錦。よろしく、カネキ」




僕の頭の中を、トーカの言葉が響いていた。
(どちらにもなりきれないアンタに、居場所なんてないんだよ)

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