まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

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風の谷のナウシカ 1巻-4「ペジテの姫より託された物」

2014年04月03日 | 風の谷のナウシカ
翌日、ナウシカは、風の谷に伝わる「ガンシップ」に、
腐海で見つけてきた「王蟲の目の殻」を取り付け、
ミトじいを後席に乗せて、試し乗りに出て行った。


ガンシップは、建造されてから100年、この一隻しか残っておらず、
そのエンジンを創る高度な技術は、失われていた。
過去の高度文明の遺産は、文明を失った現在、その威力を発揮する。

城では、ナウシカの乗るガンシップを見ていた、王ジルが、
「あいつは、父のわしより、風の心を肌で感じ取るようだ。
女が族長になったためしはないが、あいつならやっていけるに違いない」



続けて、「500人にも満たない小国のわしらが、自治権を守ってこれたのは、
ガンシップのおかげなのだ。風の谷の族長は、ガンシップの戦士として、
トルメキア王の戦列に加わるという、古い盟約は守らねばならぬ。
愚かな戦とは、わかっている。
しかし、ツバメもタカとして生きねば、飛ぶことも叶わぬ世なのだ。」

と、自分に言い聞かせるかのように、ナウシカの出陣に反対するユパに伝えた。



ガンシップを操縦していたナウシカは、不意に「あの声」を聞いた。
≪コロサレタ! コロサレタ!!コロセ!コロセ!≫


ナウシカは、「あの声」が王蟲だとすれば、また人が殺されるかもしれないと
考え、そのままガンシップで、≪声≫のする腐海に向った。
突然のナウシカの行動に、ミトじぃは、姫さまは気がふれたかと思った程だった。

しかし、ナウシカのカンは的中し、腐海の中で、大量の地蟲に襲われた商船を見つけた。
それは、女、子供ばかりを乗せた、まるで避難船のような、ペジテ市のブリッジだった。
ペジテの商船は、ナウシカの決死の救援も虚しく、蟲に押し潰されて墜落する。
   

ナウシカとミトは、蟲も人も、墜落の爆炎の中でたくさん死んでいく中に、
かろうじて息をする少女を見つけた。
少女は、ナウシカに小さな「塊」を手渡した。
「わたしは、ペジテ市の長の娘、ラステル・・
これを・・・兄に渡してください・・・・。
ペジテ市は、昨日トルメキアのヴ王の親衛隊に襲われて、焼き尽くされました。
お願い、それを決してヴ王に渡さないで・・・・」

そう言って、少女は息をひきとった。
   


その様子を、王蟲が見ていた。
以前、森で遭った、あの王蟲。
ナウシカとミトは、いくら動転していたとはいえ、これ程巨大な
王蟲がこれ程までに接近していた事に気付かなかった事に驚いた。
緊張が走るミトだったが、ナウシカは落ち着いていた。
目は青く、攻撃するつもりはないらしい。


≪ミンナシンダ・・・シンデシマッタ・・・≫
ナウシカは、王蟲の悲しみの声を聞いた。

怒りの衝動に我を忘れて行動するも、あとになって、その結果を悲しむ・・・
ナウシカは、王蟲の悲しみがわかる気がした。



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風の谷のナウシカ 1巻-3「ユパとの再会」

2014年03月29日 | 風の谷のナウシカ
無事に王蟲が森に帰った後、ナウシカは大急ぎで、
助けた男性の元に駆けより、その胸にとびこんだ。

「先生!ユパ先生!!!」


師との再会を喜んでいる時、ユパのポケットに、
キツネリスの子が居るのを見つけた。


ナウシカは、キツネリスに手を差し伸べたが、元々人には慣れぬと
言われる野生のキツネリス、しかも恐怖で警戒心剥きだしの状態、
差しだしたナウシカの指を、渾身の力で噛んだ。


「ほら、こわくない」
ナウシカの気持ちが通じた時、キツネリスの子はナウシカになついていた。
   

ユパは、その様子を「不思議な力だ・・・人には慣れぬキツネリスを・・・」
と思いつつ、眺めていた。


ナウシカは、ユパに、
ヴ王の召集令が風の谷にも届き、腐海の毒に冒されて病身の国王ジルに
変わって、ナウシカが、明日にも出陣することを告げた。
「来てくださって、本当によかった。出陣の前に見ていただきたいものが
あるんです。」

「私、一足先に父に知らせにいきます」
そう言って、メーヴェで谷めがけて降りていった。
フワリと、ナウシカの体が風に乗った。



巨大産業文明の群が、時の闇の彼方に去ってより千年、
セラミック時代終末期、風の谷は、海から吹き抜ける風によって、
わずかに腐海の毒から守られている、辺境の土地であった。


風の谷では、古い友であるユパの帰還を喜び、盛大な祝いの席が設
けられていた。
、「この谷に来ると心がなごむ。しかし、ここでも・・・
訪れる度に人の数が少しずつ減っている」



国王であるジルは、毒に体が侵され、石化がすすみ、寝たきりである。
「美しい姫になったな」というユパに、ジルは
、「ナウシカが男であったら、何も言うことはないのだが、
11人子供をもうけて、育ったのは、あいつだけだった・・・」

とユパに返すのだった。

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風の谷のナウシカ 1巻-2「腐海に遊ぶ」

2014年03月28日 | 風の谷のナウシカ
ナウシカは、一人メーヴェを飛ばし、腐海の森に降り立った。
腐海とは、猛毒の植物群が作る、巨大な虫達が住まう、巨大な森である。


腐海に生える、猛毒の植物の胞子を集めていたナウシカは、
「王蟲(オーム)」の完全な脱皮殻を見つけた。
   

王蟲の脱皮殻は、一生に一度出会えるかどうかの、珍しい物。
これ1つで、たくさんの武器や道具を作る事が出来る、素晴らしい材料でもある。
透明な王蟲の目の殻を持ち上げたその時、猛毒の植物達が、
午後の胞子を飛ばしだした。
ナウシカは、王蟲の目の中から、マスクをせねば5分ともたない猛毒の
胞子を見ていた。王蟲はこの目で、世界をどう見ているのだろう・・・。


その時、ナウシカは、誰かの声を聞いた気がして、飛び起きた。
コロサレタ コロサレタ アイツ コロス!!
それは人間の言葉とは違い、心に直接聞こえる声。


ナウシカは、腐海の森にそびえる朽ちた「巨神兵」に登り、
腐海を見渡すと、誰かが王蟲に追いかけられていた。


ナウシカは、その人を蟲から助ける為、また蟲の怒りを鎮める為、
メーヴェと虫笛を持って、自ら、怒りに狂う蟲の前に飛び出した。


王蟲は、虫達の王。
一匹でも腐海の蟲を殺すと、王蟲の逆鱗に触れる。
ナウシカは、空気をつんざく音を出すかぶら弾と、蟲笛だけで、
誰も蟲も傷つけることなく、怒りで我を忘れた王蟲を鎮めて、森に返した。
      

ナウシカに助けられた男、ユバは、ナウシカのその様子を感心しながら見ていた。







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