もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

⑭ 「猛禽類」って見分けがつかないよォ… (ノスリさん?)

2021-06-14 15:29:57 | 家から半径1㎞で出合った野鳥たち

「猛禽類」というのは、街中だと

「何かに止まっている」姿を見ることは

ほとんどない。


これは、人家の屋根の上にいるハヤブサを

偶然、写真に撮るよりも、前の出来事。



散歩中「上ばかり見てた」私も

トビ以外の「黒っぽい大きな鳥」は

ずっと見たことがなかった。


ところがある朝、近所の工業地区の一画で

ポールのテッペンに止まっている

「タカのような鳥」を見つけた。

広々としたグラウンドにテニスコート

それらを取り巻く畑、野原、高い木々…


「きゃーっ! なんて鳥だろ(ドキドキ)」


そのときはまだデジカメもなくて

ただただ、自分の目で見るだけ。


「ちょっと明るめの茶色かなあ」

「白っぽいとこもあるよね」

「ちょっと丸っこい感じもする?」


まもなく、鳥は飛び立った。


下からその翼を見ていると…

全体がなんとなく白っぽくて

先の方とか、おなかの下とか

焦げ茶?黒?の模様が見える(気がする)。


「トビさんと逆だな…」


トビは下から見てると、翼全体が濃い茶色

先っちょの方に、白っぽい

模様?みたいなのが見えるから。


「でも(トビさん以外で)

初めて『タカ』を見たんだよ~(わーい)」


でも… 


帰宅してネットで調べてみたけど

「タカ」って、どれも同じに見える。


「まずは、スズメとそれ以外を

見分けられるように…」

って教えてくれてたサイトでは


「野鳥に興味を持った人が

初めて見るタカの仲間は

ノスリが多いかもしれません」


その理由として、①人里近くにも生息する

②そもそも個体数が多い… などなど。


そこにある「ノスリ」の写真を見ても

あの「ポールの上の鳥」かどうかは

やっぱり、ヨクワカラナイ。


「ま、いいや」


ところが、ところが…



次は、近所の住宅街で

「白っぽい小型の鳥」が

「急降下」してくるところに出くわした。



それより前に飛んできてたカラス2羽が

先を争って逃げ出すのを見て

一体何が起きたのかと思ったけれど…


突然、上方から降りてきた「白っぽい鳥」は

次の瞬間、すぐ近くのマンションの屋上へ。

その動きが、飛び方が、素早い。


屋上では、何事もなかった風に

羽根を広げたりしてノンビリしてる。

それでも、辺りを窺う気配が

ハトなんかとは全然違う。

 

「でも、不思議だな~」

身体の大きさは、両者多分同じくらい。

カラスは(2羽もいたら)トビさんを

追いかけまわしたりするくらい

タフで気が強く見えるのに…



写真で見た「ノスリ」は、そんなに

強そうなタカには見えなかった。


「カラスたちが、ちょっかい出して

それがあんまりシツコくて

怒ったノスリが追いかけてきたのかしら」

(まさかね~)


それとも、それとも

「ノスリ」じゃなくて、もっと違う

私の知らない「猛禽類」?だったのかなあ。



工業地区のグラウンド近辺では

「ノスリ」と思しき姿を

その後も何度か見かけた。


でも… 

「偶然カメラに映った」ハヤブサと同じく

あの「白っぽい小型の猛禽類」には

その後、出会ってない(と思う)



アタマの中の妄想記憶だけ

きらびやかになっていくみたい。


誰でもいいから、もう一度会いたいな~

(それとも、とっくに会ってるのかな)

 



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