もうひとつの部屋

昔の記憶に、もう一度会える場所にしようと思っています。

⑰ ひらりと電線にとまって… (コサギさん)

2023-01-26 17:30:49 | 家から半径1㎞で出合った野鳥たち

朝、近所を歩いていたら

突然現れた大きな鳥。


白い体で、ふわふわ飛んでたのが

地上では長い脚を操って

そのわりに小股で?歩いてく。



と、突然ひらり宙に舞って

ちょっと躊躇した後

なんと!電線にとまった。


けっこう大きな、いかにも「シラサギ」

それがスズメみたいに

「電線にとまる」なんて!!


さすがに足が大きすぎるのかな

背も高いし、身体がゆらゆら

あぶなっかしい。


電線も「重みを感じて」

たわんでて…


それでも本人、体勢立て直して

ちゃんととまって

辺りはまた静かになる。


ドキドキしてたこっちの心臓も

とりあえずいつものリズムに戻る。

でも…


あ~んな大きな鳥が

その辺の電線にとまれるなんて

アタシほんとに知らなかった~


きっとすごーく軽いんだろな。

近くで見ると大きいのに。


でもね、けっこう機敏な感じ。


大きいけど、いつも河原に立ってる

あの「動かない」ヒトじゃなくて

もっと「普通の鳥っぽい」っていうか。

 

そういえば、前にチュウサギさんと並んでて

動きが全然違うのがわかったときは

正直ビックリした。


「なあんだ、普通に鳥さんしてるじゃん」



よく見かける、何でもないヒトでも

なんせこっちは知識がないから

次の瞬間「知らない姿」を見てしまうの。


こっちが無知なだけなんだけど

でもそれがすごーく新鮮で、そのたび

「あ、野生のヒトだったんだ」

って思う。


ペットじゃなくて

野生の生きもの。


もちろんペットの環境(安全)じゃないと

出合えない姿もあるって

最近は分かってきたんだけど…


それでも「自然」に

なぜか憧れる気持ちがあって。

 

アタシは虫は苦手だから

「野生の生きもの」って

「野鳥」くらいにしか会えない。


もしかしたら、それで

鳥さんたちを探しながら

散歩するようになったのかも。



そんなことあれこれ、いつも

ぼんやり考えながら

歩いてる。

 

 

 

コメント (2)
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