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韓国はアジアの酒豪

2008-09-18 05:39:25 | Weblog
韓国人のサムエルとその部下のキムと食事をした。
韓国料理はうまい。コリアン・バーベキューやプルコギ、
石焼きビビンバ、それにキムチ……。
「キムチのまずいレストランは繁盛しない」
と、サムエルが言うキムチはタダで、
しかも、お代わり自由である。

韓国料理には、焼酎がぴったりで、クイクイと飲む。
真露/JINRO、それ以外にも多くの銘柄があって、
2合びんが200円~300円と安い。

酒を飲むのに、韓国では、中国や香港、台湾のように、
注ぎ合う―乾杯か随意か? を決めて―祝福―乾杯(随意)―
グラスの底を見せ合う、という一連の作法はない。
乾杯や随意を繰り返すことはしないで、一人で注いで、一人で飲む。

しかし、サムエルの部下キムには、作法がある?
私と上司サムエルの目を避けるように、上半身をよじって後ろを向き、
口元を片方の手で隠して飲む。飲み終ると、正面を向き直る。
上半身をよじる―口元を片方の手で隠す―飲む―よじりをもどす、
という“半身をよじる酒飲み”の作法は、ほかの国にはない。

日本、中国、韓国でビジネスをしているアメリカ人は、
「韓国は上下の関係が厳しくて、何をするにも上の許可がいる。
血縁や地縁、学閥を重視する風潮が強い」
と言っていたが、その一端だろうか?

しかし、韓国人は酒に強い。どのくらい飲むのだろう?
WHO世界保健機構に、アルコールの摂取量の調査がある。
1999年、2001年、2004年と、アルコールの摂取によって、
出生率、ガン、肝硬変、精神病、消化器、交通事故など、
健康と社会に与える影響を調査して、データを更新している。


WHO世界保健機構は、ビール、スピリッツ、ワインの消費量を調べて、
それぞれのアルコールの含有量を、ビールが5%、スピリッツが40%、
ワインが12%として、アルコール量の合計を求めた。
これを、15歳以上の人口で割って、
1人当たりのアルコール摂取量を求めている。

1位ウガンダ19.47リットル。主にバナナ酒Tontoを飲む。
2位ルクセンブルク17.54リットル。主にワインを飲む。
3位チェコ16.21リットル。主にビールを飲む。

アジアでは、1位タイ8.47リットル、主にスピリッツを飲む。
2位韓国7.71リットル、主に焼酎を飲む。
3位日本7.38リットル。
以下中国4.45リットル、シンガポール2.73リットルが続く。
韓国は、アジアの“酒豪”である。

しかし韓国では、アルコール依存症がとりわけ多い、
とは聞いていないから、“へべれけ”ではない。

そして、旅の楽しみは、“郷土料理”であるが、
ケニアのゲーム・ミートとガワは、
“陸上競技のアスリート”を育て、
ブラジルのシュラスコとサンブカは、
激しく踊る“サンバのダンサー”や“サッカーの選手”を育てたが、
韓国のコリアン・バーベキュー焼酎は、
オリンピックで“野球”を優勝させ、“PISA”では世界のトップ・レベルにする?
15歳の生徒は飲まないが、親が飲む。

ソウルでプルコギとキムチ、そして、焼酎の真露。
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