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高山植物が咲く頃、槍ヶ岳

2022-05-29 00:05:29 | Weblog
山登りで、出会った高山植物を見る。
高山植物が咲く頃槍ヶ岳強風絶壁

槍ヶ岳、3,180メートル。


手前、岩場の急斜面に高山植物が見える。2015年7月24日、15:02。
黄はイワオウギ、白はハクサンイチゲ…。
ロックガーデンのようだ。殺生ヒュッテの上。右上は東鎌尾根。

2日前の7月22日に、穂先に登って、
頂上直下の→絶壁で、高山植物を見つけた。
赤のミヤマシオガマと、白のイワツメクサ。2015年7月22日、14:03。

急な絶壁に、高山植物があるとは思わなかった。
岩の裂け目に、寄せ合うように、咲いている。
強風にさらされて、絶えず揺れている。

頂上は、最後に、はしごで登る。

2つのはしご↑、↑を登ると、そこは頂上、3,180メートル。
右は、下りのはしごは↓、↓。

槍ヶ岳には、横尾から登った。2015年7月22日。
横尾山荘 1,620メートルを朝5時に出て、
槍沢を登って、7時間以上かけて、
槍ヶ岳山荘 3,000メートルに着いた。疲れた!
だが、山頂に登りたい。しかし、大雨。
泊まりの予約をした。早朝だけは、晴れる天気予報、に期待。

槍ヶ岳山荘から外を見るが、視界はまったくない。
強い雨足を眺めるだけ。1時間後、小降りになった。
その時の、山の天気は、晴のち曇り、雨か雷雨…。
そこで、槍ヶ岳山荘のフロントに聞くと、
の発生はない」
それで、すぐに登ることにした、一人だが。風が強い。

濡れた岩場では、滑り落ちないように、鎖をつかみ、
はしごも、風に飛ばされないように、しっかりつかんで。
頂上へ。

誰もいない。

強風と絶壁は、鎖と、はしごに、しがみつく登り。
これには、余裕がなかった。この絶壁に、
高山植物があるとは、思いもよらなかった。

しかし、下山は余裕が出た。そして、気が付いた。
岩の裂け目に、
高山植物がある! 」、
「よくもまァ、咲いたものだ!
ミヤマシオガマ-イワツメクサは、花束のようだ。

槍ヶ岳の3,180メートルは、
松本市街の592メートルとの、
標高差は、2,588メートルになる。
日本で、一番高いところに咲く高山植物!

標高3,000メートルの高山では、花が咲く春と、
夏が一緒にあって、これからは、花のない秋になる。

花束は槍ヶ岳に登ったごほうびだ、プレゼントされた気分。
それからは、高山植物を探しながら下りる。
イワベンケイ。14:03。

岩の裂け目に、寄せ合って、咲いている。
人がいないから、写真を撮ることができた。

ミヤマキンバイ。14:05。

こんもりと咲いている。

イワツメクサ。14:05。

垂直な岩に、へばりついている。

槍ヶ岳山荘にもどった。
びしょ濡れの服を乾燥室にほす。

槍ヶ岳では、頂上直下の絶壁に、高山植物が咲いていた。
「強風と雨の中、よく来てくれました」
「それに、よく気が付きましたネ」
「日本で、一番高いところに咲いたのよ」
 と、ささやかれた。
 プレゼントされたようで、うれしくなる。

絶壁の高山植物を見るご参考に、場所と期日を記しました。
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