常念岳のモルゲンロートとアーベントロート。
常念岳のモルゲンロート。
長峰山(ながみねやま)、安曇野市から。
ステップ④ 06:58。2016年12月18日。
圧巻だ!
この常念岳には、イギリス人の宣教師、
ウォルター・ウェストンが初登頂した、1894年。
その3年前、ウェストンは、保福寺峠(ほうふくじとうげ)から、
日本アルプスを見た。1891年8月2日。
2016年11月に撮影。
J常念岳2,857メートル、Y槍ヶ岳 3,180メートル、
T燕岳(つばくろだけ) 2,763メートル。
ウェストン著、「日本アルプス 登山と探検」には、
「大連峰の全景が初めて眺められたが、
われわれの心はひきつけられた」
と、日本アルプスに驚嘆した。
J常念岳にも惹きつけられた。
「ペニンアルプスの女王ワイスホーンの、
縮図を想わせる優美な三角形の常念岳」
そして、3年後の1894年の初登頂につながった。
Y槍ヶ岳 3,180メートルも、記している。
「日本のマッターホルンである槍ヶ岳」
槍ヶ岳には、1892年を手始めに、何回か登っている。
ウェストンは、世界に日本アルプスを紹介し、
日本に、近代登山の道を拓いた。
ウェストンは、保福寺峠 ⇒ 松本 ⇒ 徳本峠 ⇒ 上高地へ。
途中の松本の記述がある。
「山の遠征には、松本を出発点として選ぶのが一番よいのである」
「人口2万のこの繁華な町は、肥えた平野の中心にあって、
中仙道と日本の西海岸を結ぶおもな道路の一つに沿っている」
2014年2月に撮影。
「パン屋は腕を上げていて、みごとにでき上った」
「牛肉、ビール、ミルク、水、バターが手にはいる」
左の三角が常念岳。2014年2月に撮影。
作家の川端康成氏、画家の東山魁夷氏、作家の井上靖氏。
三巨頭は、安曇野市の長峰山に、一堂に会した。1970年5月12日。
北アルプスと、ふもとの安曇野の風景に感嘆された。
「残したい 静けさ 美しさ」
先に記載した、
「北アルプスのモルゲンロートとアーベントロート」、2021年2月14日、
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/f293cafd5edb465fe3aa20a4e822608c
では、松本平の芳川公園 615メートルから常念岳を見ている。
今回は、三巨頭とウェストンが訪れ、感激した、
長峰山、松本、保福寺峠、それと高ボッチから、
常念岳のモルゲンロートとアーベントロートを見る。
常念岳のモルゲンロートは、
Ⅰ) 冬、その1は、長峰山 933メートルから。
Ⅱ) 冬、その2は、松本、600メートルから。
そして、
常念岳のアーベントロートは、
Ⅲ) 春は、松本 600メートルから。
Ⅳ) 秋は、保福寺峠 1,345メートルから。
Ⅴ) 冬は、高ボッチ 1,665メートルから。
それでは、
常念岳のモルゲンロート。
Ⅰ) 冬、その1、長峰山から。2016年12月18日。
ステップ① 06:35。
これから、岩肌が焼けていくのか? 予想できない。
最初の写真。雪の常念岳が現れた。
紺の空と、雲海の間。
常念岳の右は横通岳(よこどうしだけ)、
大天井岳(おてんしょうだけ)、燕岳(つばくろだけ)が連なる。
ステップ② 06:46。
背景が紺から、紫に。
常念岳の頂部は、白から薄紫に。ボンヤリしてきた。
ステップ③ 06:54。
常念岳の頂部は、赤味を帯びてきた。
ステップ④ 06:58。最初に掲げた写真。
赤く浮かび上がった。
ステップ⑤ 06:59。
空は紫。山肌は、上は雪が焼け、下は岩肌が焼ける。壮観!
ステップ⑥ 07:06。
常念岳の頂部の赤が薄れる。
ステップ⑦ 07:17。東の山から、陽が昇る。
ステップ⑧ 07:19。
頂部の白と、空の紺とのコントラストが、ハッキリしてきた。
ステップ① 06:35から、ステップ⑨ 07:19まで、44分。
常念岳は、モルゲンロートを堂々と演じてくれた。
常念岳のモルゲンロート。
Ⅱ) 冬、その2、松本から。2021年2月20日。
ステップ① 06:39。
常念高のモルゲンロートが、松本平から見ることができる。
ステップ② 06:43。
雪肌の赤が薄れていく。
ステップ③ 06:44。
岩肌の白は薄れる。手前の山まで、見えてきた。
そして、
常念岳のアーベントロート。
Ⅲ) 春は、松本 600メートルから。2021年5月8日。
ステップ① 18:58。
松本平から、見事な夕焼け!
ピンク、赤、紫のグラデーション。
常念岳の岩肌には、赤紫の雪が見える。
ステップ② 17:03
赤と、赤黒い層が重なる。
岩肌は、雪の紫が見える。
常念岳のアーベントロート。
Ⅳ) 秋は、保福寺峠 1,345メートルから。2016年10月15日。
ステップ① 17:09。
ピンクの空に、紫の常念岳、槍ヶ岳が浮かぶ。
ステップ② 17:15。
雲は、ピンクから橙に。常念岳、槍ヶ岳は黒に。
常念岳のアーベントロート。
Ⅴ) 冬は、高ボッチ 1,665メートルから。2005年11月01日。
ステップ① 17:58。
保福寺峠から見た山の並びとは、
逆になって、槍ヶ岳、常念岳、燕岳の順。
左は、大キレットをを経て、穂高連峰に連なる。
常念岳の後ろが赤くなった。常念岳は、紺。
ステップ② 18:03。
赤が、槍ヶ岳から左上に、
常念岳から上へ、それから左に広がる。
常念岳は、赤黒い。
ステップ③ 18:05。
雲は、赤黒い。
槍ヶ岳、常念岳、燕岳は、黒。
「残したい 静けさ 美しさ」
川端康成氏、東山魁夷氏、井上靖氏の三巨頭は、
北アルプスと安曇野の風景に驚嘆された。50年前。
「ペニンアルプスの女王ワイスホーンの、
縮図を想わせる優美な三角形の常念岳」に、
ウェストンは魅了され、初登頂した。130年前。
常念岳は、登山で魅了し、
モルゲンロート、アーベントロートで、
感激を広げている。
常念岳のモルゲンロート。
長峰山(ながみねやま)、安曇野市から。
ステップ④ 06:58。2016年12月18日。
圧巻だ!
この常念岳には、イギリス人の宣教師、
ウォルター・ウェストンが初登頂した、1894年。
その3年前、ウェストンは、保福寺峠(ほうふくじとうげ)から、
日本アルプスを見た。1891年8月2日。
2016年11月に撮影。
J常念岳2,857メートル、Y槍ヶ岳 3,180メートル、
T燕岳(つばくろだけ) 2,763メートル。
ウェストン著、「日本アルプス 登山と探検」には、
「大連峰の全景が初めて眺められたが、
われわれの心はひきつけられた」
と、日本アルプスに驚嘆した。
J常念岳にも惹きつけられた。
「ペニンアルプスの女王ワイスホーンの、
縮図を想わせる優美な三角形の常念岳」
そして、3年後の1894年の初登頂につながった。
Y槍ヶ岳 3,180メートルも、記している。
「日本のマッターホルンである槍ヶ岳」
槍ヶ岳には、1892年を手始めに、何回か登っている。
ウェストンは、世界に日本アルプスを紹介し、
日本に、近代登山の道を拓いた。
ウェストンは、保福寺峠 ⇒ 松本 ⇒ 徳本峠 ⇒ 上高地へ。
途中の松本の記述がある。
「山の遠征には、松本を出発点として選ぶのが一番よいのである」
「人口2万のこの繁華な町は、肥えた平野の中心にあって、
中仙道と日本の西海岸を結ぶおもな道路の一つに沿っている」
2014年2月に撮影。
「パン屋は腕を上げていて、みごとにでき上った」
「牛肉、ビール、ミルク、水、バターが手にはいる」
左の三角が常念岳。2014年2月に撮影。
作家の川端康成氏、画家の東山魁夷氏、作家の井上靖氏。
三巨頭は、安曇野市の長峰山に、一堂に会した。1970年5月12日。
北アルプスと、ふもとの安曇野の風景に感嘆された。
「残したい 静けさ 美しさ」
先に記載した、
「北アルプスのモルゲンロートとアーベントロート」、2021年2月14日、
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/f293cafd5edb465fe3aa20a4e822608c
では、松本平の芳川公園 615メートルから常念岳を見ている。
今回は、三巨頭とウェストンが訪れ、感激した、
長峰山、松本、保福寺峠、それと高ボッチから、
常念岳のモルゲンロートとアーベントロートを見る。
常念岳のモルゲンロートは、
Ⅰ) 冬、その1は、長峰山 933メートルから。
Ⅱ) 冬、その2は、松本、600メートルから。
そして、
常念岳のアーベントロートは、
Ⅲ) 春は、松本 600メートルから。
Ⅳ) 秋は、保福寺峠 1,345メートルから。
Ⅴ) 冬は、高ボッチ 1,665メートルから。
それでは、
常念岳のモルゲンロート。
Ⅰ) 冬、その1、長峰山から。2016年12月18日。
ステップ① 06:35。
これから、岩肌が焼けていくのか? 予想できない。
最初の写真。雪の常念岳が現れた。
紺の空と、雲海の間。
常念岳の右は横通岳(よこどうしだけ)、
大天井岳(おてんしょうだけ)、燕岳(つばくろだけ)が連なる。
ステップ② 06:46。
背景が紺から、紫に。
常念岳の頂部は、白から薄紫に。ボンヤリしてきた。
ステップ③ 06:54。
常念岳の頂部は、赤味を帯びてきた。
ステップ④ 06:58。最初に掲げた写真。
赤く浮かび上がった。
ステップ⑤ 06:59。
空は紫。山肌は、上は雪が焼け、下は岩肌が焼ける。壮観!
ステップ⑥ 07:06。
常念岳の頂部の赤が薄れる。
ステップ⑦ 07:17。東の山から、陽が昇る。
ステップ⑧ 07:19。
頂部の白と、空の紺とのコントラストが、ハッキリしてきた。
ステップ① 06:35から、ステップ⑨ 07:19まで、44分。
常念岳は、モルゲンロートを堂々と演じてくれた。
常念岳のモルゲンロート。
Ⅱ) 冬、その2、松本から。2021年2月20日。
ステップ① 06:39。
常念高のモルゲンロートが、松本平から見ることができる。
ステップ② 06:43。
雪肌の赤が薄れていく。
ステップ③ 06:44。
岩肌の白は薄れる。手前の山まで、見えてきた。
そして、
常念岳のアーベントロート。
Ⅲ) 春は、松本 600メートルから。2021年5月8日。
ステップ① 18:58。
松本平から、見事な夕焼け!
ピンク、赤、紫のグラデーション。
常念岳の岩肌には、赤紫の雪が見える。
ステップ② 17:03
赤と、赤黒い層が重なる。
岩肌は、雪の紫が見える。
常念岳のアーベントロート。
Ⅳ) 秋は、保福寺峠 1,345メートルから。2016年10月15日。
ステップ① 17:09。
ピンクの空に、紫の常念岳、槍ヶ岳が浮かぶ。
ステップ② 17:15。
雲は、ピンクから橙に。常念岳、槍ヶ岳は黒に。
常念岳のアーベントロート。
Ⅴ) 冬は、高ボッチ 1,665メートルから。2005年11月01日。
ステップ① 17:58。
保福寺峠から見た山の並びとは、
逆になって、槍ヶ岳、常念岳、燕岳の順。
左は、大キレットをを経て、穂高連峰に連なる。
常念岳の後ろが赤くなった。常念岳は、紺。
ステップ② 18:03。
赤が、槍ヶ岳から左上に、
常念岳から上へ、それから左に広がる。
常念岳は、赤黒い。
ステップ③ 18:05。
雲は、赤黒い。
槍ヶ岳、常念岳、燕岳は、黒。
「残したい 静けさ 美しさ」
川端康成氏、東山魁夷氏、井上靖氏の三巨頭は、
北アルプスと安曇野の風景に驚嘆された。50年前。
「ペニンアルプスの女王ワイスホーンの、
縮図を想わせる優美な三角形の常念岳」に、
ウェストンは魅了され、初登頂した。130年前。
常念岳は、登山で魅了し、
モルゲンロート、アーベントロートで、
感激を広げている。