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タクシー・ドライバーには筆記試験と実地試験

2010-02-14 00:50:56 | Weblog
タクシー・ドライバーは、の代表者。
旅が楽しくなったり、とんでもないことがおきる。
街の印象が良くなったり、悪くなったりする。

13) タクシー・ドライバーには筆記試験と実地試験
ヨーロッパの出張から、滞在しているロンドンにもどって、
ヒースロー空港に降り立つと、“故郷”に帰ったようで安心する。

ロンドン北部のわが家に帰るが、箱型の、
ロンドン・ブラック・キャブを見ると、
「ロンドンにもどったんだなァ」
と、ホッとする。

これからは、タクシー・ドライバーと、やりあわなくてすむ。
ロンドン・ブラック・キャブのドライバーは、
ロンドンの地理を知り尽くしている。それに、
正直だから、もう、もめごとはない。

ヨーロッパのタクシー・ドライバーに見かけた、
✇目的地とは、反対の方向へ走る、
✇メーターを倒さずに、高い料金をとる、
✇勘違いをしたふりをして、遠回りをする、
✇そして、高い料金をふんだくる、
✇恫喝する、
こうゆうことは、ロンドン・ブラック・キャブにはない。


ロンドン・ブラック・キャブは、その箱形がいい。
オースチン型は天井が高く、それに、客室が広い。
天井が高いのは、ジェントルマンがタキシードで正装して、
山高帽をかぶったときに、天井にぶつからないためである。

ビジネスや観光でにぎわうヒースロー空港では、
山高帽には、お目にかかったことはないが、なごりである。
この天井が高いのは便利で、スーッと中に入ることができる。

運転席のうしろに座るには、
日本を含めて、ほかの国では、尻をずらしながら移動するが、
ロンドン・ブラック・キャブでは、背を丸めて、歩いて移動する。

それに、客室は広い。
前の折りたたみの座席を倒すと、向かい合って、5人が座れる。
5人+荷物が定員である。

車いす”も入る。
特殊仕様でなくても。

トランクルームはない。
乗るときに、バッグもいっしょに、客室に、
ドサッと運び込んで、前か、横のスペースに置く。

床はフラットだから、大きな荷物でも、滑らせればいい。
荷物が大きいときには、ドライバーが手助けしてくれる。
トランクルームに、いちいち上げ下ろしをする面倒がない。

ロンドン・ブラック・キャブの色は、
名前のように“”が基調だ。
ほかの色や、広告もある。

ナショナル・ギャラリーの全面広告の、ロンドン・ブラック・キャブを見た。
印象派の展覧会で、画家のサインが描いてある。
マネ、ゴッホ、シスレー、ピサロ、ルノワール、
ベルト・モリゾ、クロード・モネ。

ヒースロー空港に到着して、ロンドン北部のわが家に帰るが、
「XXストリート」
と、ただ通りの名前を言えばいい。
すると、ドライバーはすぐにわかって、
“OK”
と、返してくる。

それか、
「○○町のXXストリートですか?」
と、確認することがあるが、うなずけばいい。

それから、荷物といっしょに乗り込む。
そして、座席で休んでいれば、家まで、
まちがいなく連れて行ってくれる。

ヨーロッパのタクシーのように、
✇通じただろうか?
✇わかっただろうか?
✇無事にたどり着けるだろうか?
✇変なところへ連れて行かないだろうか?
✇どうして、メーターを使わないのだろうか?
✇ボラないだろうか?
と、気をもまなくていい。
これっぽっちも。

ロンドン・ブラック・キャブのドライバーは、
オネスト/正直、
フェア/正しい、
話しじょうず
を、目指している。

このロンドン・ブラック・キャブのドライバーになるには、
筆記試験”、“口頭試験”、“実地試験”がある。

ロンドンの“知識”を覚えたか?
タクシー・ドラーバーとして“適性”か?
そして、まちがいなく、かつ安全に“運転”できるか?
段階を踏んだこれらの試験に合格して、
はじめて、タクシー・ドラーバーになれる。
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