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男女の体力比較、バタフライ

2019-10-20 00:11:45 | Weblog
男女の体力比較」を、水泳のバタフライで見る。
これまで、平泳ぎ200mと、自由形200mで、
「男女の体力比較」を見てきた。

平泳ぎ200mは、
男女の体力比較」、2019年9月29日、
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/a841c2addd95fce1cfd296ec281ba781

男子と女子 平泳ぎ200m-大会記録のグラフを掲載。


自由形200mは、
男女の体力比較、自由形」、2019年10月13日、
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/f60710333686a1564db6894057698863

男子と女子 自由形200m-大会記録のグラフを掲載。


体力のピークは、
平泳ぎと自由形で、男女とも、
18歳~24歳から30歳~34歳の範囲にある。

男女の体力比較は、
高齢になると、平泳ぎと自由形とも、
女性の体力は、男性よりも、勝っている。
大会記録が優れている、それに、
参加する最高年齢が上である。

水泳大会に参加した「平泳ぎ」と、
参加者が一番多い「自由形」で、見ると、
「体力のスポーツで、男性が女性に負けるはずがない!
と、抱いていた常識が、崩れた。

バタフライで、「男女の体力比較」を見る。
バタフライ200mは、体力が要る。
キツイ泳法で、参加者が男女ともに少ない。
男性が、体力と、意欲/気力を見せる格好の泳法で、
高齢でも、男性が、女性に負けることは、ないだろう?

しかし、望みは違っていた。
☆高齢になると、大会記録は、女子が優れている。
☆参加する最高年齢も、女子が高齢である。
そればかりか、
☆高齢になる前に、男子は、女子に一度、負ける。

男子と女子 バタフライ200m 年齢別の大会記録の表を作成。

長野県マスターズ スイミングフェスティバルから。

体力のピークは、
男子、女子ともに、18歳~24歳。

大会に参加する最高年齢は、
男子は、60歳~64歳、
女子は、70歳~74歳。男子よりも、10歳上である。

大会記録は、男子は、
18歳~24歳から、ガンバリが続いて、
35歳~39歳の2分12秒75まで、
1秒59差と、落ちが少ない。

男子と女子の差 [秒]を見ると、
男子は、45歳~49歳までは、
女子に、29秒16~131秒92の差をつけている。

しかし、高齢の前に、一度、女子に負ける。
50歳~54歳で、-23秒21と差をつけられた。

次の、55歳~59歳で、いったん、巻き返したが、
60歳~64歳では、女子に-57秒51の大差で負ける。

次の、65歳~69歳では、男子は、参加をあきらめた。
70歳~74歳でも、あきらめた。
女子は、大会記録を狙って、参加しているのに。

平泳ぎ、自由形よりも、
バタフライの結果は悪かった。
早めの、50歳~54歳で、女子に負ける。
参加する最高年齢は、60歳~64歳で、
女子の、70歳~74歳より、10歳も若い。

男子と女子-バタフライ200m-大会記録のグラフ。


男子は、18歳~24歳から45歳~49歳まで、女子に勝っている。
しかし、50歳~54歳で、一度、負ける。-23秒差で。

次の55歳~59歳で巻き返す。15秒差。
しかし、次の、60歳~64歳では、再び女子に抜かれる。
しかも、-57秒の大差で。

次の、65歳~69歳では、男子は、もう参加しない。
70歳~74歳でも、男子は、参加しない。

女子は、50歳~54歳の222秒から、
60歳~64歳の221秒まで、記録の落ちがない。
1秒差、フラットである。

65歳~69歳でも、231秒と元気である。
70歳~74歳でも、参加している。
体力とともに、大会記録に挑戦する、
意欲/気力ともに、素晴らしい。
男子は、太刀打ちできない。

前の年齢からの衰え/落ちを見る。
男子と女子-バタフライ200m-秒/歳のグラフ。


男子は、18歳~24歳から、35歳~39歳まで、衰えは少ない。
特に、35歳~39歳では、-2秒33と、ガンバっている。

男子が、大きく衰えるのは、50歳~54歳。
15秒71は、最大の衰えになっている。
このときに、女子に抜かれる。

次の、55歳~59歳では、-7秒54と、衰えを跳ね返す。
このときに、女子を抜き返す。しかし、
男子のガンバリは、ここまで。

次の、60歳~64歳の、14秒18は、2番目に大きな衰え。
女子に、再び抜かれる。
その後、男子が大会に参加することはない。
バタフライ200mを、泳ぎ切る体力も、
大会記録に挑戦する、意欲もない。

女子の衰えは、
30歳~34歳で、-4秒52とガンバっている。

次の、35歳~39歳では、10秒94と大きく衰え、
次の、40歳~44歳でも、9秒68と、衰えは続く。

しかし、45歳~49歳では、-16秒54と、大幅に減少する。
次の、50歳~54歳は、4秒83と落ちるが、
男子の衰えが15秒71と、最大だから、男子を抜く。
次の、55歳~59歳では、0秒24と、ガンバっている。
男子は、-7秒54と最大のガンバリを見せて、
女子を、抜き返す。

次の、60歳~64歳は、-0秒47とガンバリ、
男子は、2番目に大きな衰え、14秒18だから、
女子は、抜き返す。

その後、65歳~69歳は、2秒01と大きく落ちることはない。
男子は、参加しなくなる。バタフライ200mを、
泳ぎ切る体力も、意欲/気力はない。

70歳~74歳では、46秒06の衰え。
しかし、男子は、すでに参加していない。

男女の大会記録差-バタフライ200mのグラフ。

グラフで、0秒以下は、女子が男子に勝っていることを、示す。

男子は、18歳~24歳から、45歳~49歳までは、女子に勝っている。
31秒から132秒差で。

女子は、50歳~54歳、-23秒差で、男子に勝る。
次の、55歳~59歳では、男子が盛り返す、15秒72差で。

その後は、女子は男子に勝る。
60歳~64歳では、-58秒差、
65歳~69歳からは、女子の独壇場で、-231秒差、
70歳~74歳では、-461秒差。
女子の体力と、意欲は素晴らしい。

バタフライ200mに見る、
男女の体力比較-生涯


平泳ぎ200m、自由形200mと同じように、
バタフライ200mでも、
高齢では、女性の体力は、男性よりも、勝っている。
大会記録が優れている、それに、参加する最高年齢が上である。

そして、バタフライの特徴として、
高齢になる前に、女子が、男子に勝るときがある。

「体力のスポーツで、男性が女性に負けるはずがない! 」
と、抱いていた常識が、崩れた。

高齢でも、女性には、
大会記録に挑戦する意欲と、
大会記録を更新する体力があることを、
示している。
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