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ホテル・エベレスト・ビューからヒマラヤの眺め

2016-05-22 00:00:22 | Weblog
ホテル・エベレスト・ビューからヒマラヤを眺める。
ホテル・エベレスト・ビューのテラス

CチョラツェCholatse、6,440メートル、
TタウツェTawetse、6,501メートル、
EエベレストEverest、8,848メートル、世界一の高さ、
LローツェLhotse、8,516メートル、世界4位の高さ。

テラスでは、様々な人、国の人が訪れる。
ホテル・エベレスト・ビューの宿泊客のほかに、
エベレスト街道をトレッキングする人が立ち寄る。
近くのクムジュン村を散策し、クンデピークに登って、
高度順応するトレッカーにとっても、気分が休まるところ。
Top of the Worldを眺めながら、紅茶を飲み、歓談し、くつろぐ。
至福の時」。2016年4月19日。

テラスには、三浦敬三さんの記念プレートがある。

山岳スキーと山岳写真の日本のパイオニアで、
101歳まで、山に人生を捧げた、とある。
スキーヤーで、エベレストに3度登頂し、
最高齢の記録を持つ三浦雄一郎さんの父君である。

3,880メートルのホテル・エベレスト・ビューには、
テラスのほかにも、眺望を楽しむところがある。
ダイニング・ルームには、大きな窓がある。
日本からのトレッカーのグループが立ち寄って、
エベレストを眺めながら、親子丼を食べていた。
アメリカ人が、一人で食事をしていた。

今回のツァーは、マウンテントラベルの、
「ホテル・エベレスト・ビュー ヘリコプタートレッキング10日間」。
ホテル・エベレスト・ビューに、2泊する。
宿泊客には、客室の前に広がるテラスから、
エベレストを眺めることができる。

Eエベレスト、Lローツェ、Aアマ・ダブラムAma Dablam、6,812メートル。

宿泊客には、さらに特典がある。
屋上の、ガラス張りのサンルーム
ポカポカと温まりながら、Top of the Worldを眺める。

後方の雪山は、左から、クスム・カングルKusum kangguru、6,367メートル、
中央峰5,805メートル、ゴンラGonlha、5,813メートル。

サンルームから手前のビューデッキに出ると、
朝、昼、晩に繰り広げる、Top of the Worldの、
光のショーを見ることができる。
朝の眺望を、時計回りに追ってみる。2016年4月20日。

Top of the World

NヌプツェNuptse、7,861メートル、
EエベレストEverest、8,848メートル、
LローツェLhotse、8,516メートル、
SシャルツェShartse、7,502メートル。
エベレストは強風で、雪煙が上がっている。
雲や雪煙が朝焼けしてくれた。

アマ・ダブラムAma Dablam、6,856メートル。

「母の首飾り」というアマ・ダブラムは、見たかった山の一つ。
世界で最も美しい山の一つという。
左に赤く焼けた雲が迫っている。

タムセルクThamserku、6,623メートル。

タムセルクの左右から、焼けた雲が湧き立つ。
左の氷のスフィンクスは、カンテガKantega、6,779メートル。
タムセルクは、上部にヒマラヤひだ、下に氷河を見ることができる。

クスム・カングルルKusum Kanguru、6,367メートル。

クスム・カングルは、絶壁が印象的。
右のピラミッドは、中央峰5,805メートル。

コンデ・リKongde Ri。

コンデ・リの高いところから、陽が当たってきた。

5はコンデ・リ5峰、6,187メートル、
4はコンデ・リ4峰、6,093メートル、
3はコンデ・リ3峰、6,187メートル、
2はコンデ・リ2峰、6,500メートル、
1はコンデ・リ主峰、6,730メートル。

コンデ・リは、エベレスト街道を上がってきて、
ナムチェに近づくにつれて、威容を現してくる。
さらに、ナムチェからシャンボチェに上がると、
今まで見えなかった1コンデ・リ主峰が頭を出す。

コンデ・リ主峰

左から、剣のようなコンデ・リ主峰、6,730メートル、
パナヨ・テッパPanyo Tippa、6,696メートル、
パルチャモParchamo、6,187メートル、
テンギラギタウTengiragitau、6,943メートル。

テンギラギタウTengiragitau、6,943メートル。

頂部に朝陽のスポットが当たる。

クーンビラKhumbila、5,761メートルに、陽が当たってきた。

クーンビラは、金比羅(こんぴら)の語源という。
シェルパ族の神聖な山で、登山が禁止されている。
ふもとにはシェルパ族のクムジュン村、クンデ村がある。
クンデピーク、4,200メートルに登るときに、通ることになるが、
2つの村は、屋根は緑に統一されていた。それに、電柱がなかった。
景観保護を考えた街づくりをしていた。

タウツェTawetse、6,501メートル。。

近くにあるから高く見える。東側に陽がさして、氷が光ってきた
左端に、チョラツェCholatse、6,440メートルが見える。

これで、ホテル・エベレスト・ビューから、
360度を眺めたことになる。2016年4月20日の朝。
今日は、これから、クンデピーク、4,200メートルに登る。

トレッキング中の、朝の時間割は、
6時モーニング・コールとお湯。顔を洗い、ひげをそる、
⇒ 6時半朝食。それから身支度、荷造り ⇒ 7時半出発。
これが、繰り返されたが、朝の写真は、
5時前に起きて、外に出る。それから、
モーニング・コールの6時までが、自由な時間。

クンデピークの登山から、ホテル・エベレスト・ビューにもどった晩、
光のショーがあった。夕陽のエベレストと満月のカンテガ。
夕陽のエベレスト。夕方6時15分。

午後は曇り、エベレストは隠れていた。
しかし、黒い雲が一瞬どいてくれた。
群青の空に、エベレストが浮かび上がった。

すぐに、ダイニング・ルームからテラスに飛び出た。
となりの談話室にいたアメリカ人も出てきて、
「数分のショーだ!」
と、思い思いのアングルで写真を撮った。

「フィラデルフィアから、わざわざ来た」
と言う。50代だろうか?
「なぜか、一人なんだ…」
と、自嘲気味に言う。
遠くアメリカから、傷心旅行だろうか?

「数分のショー」を見終わって、
ダイニング・ルームにもどった。
晩飯の続き、茶碗蒸し、豚カツを食べていた。

すると、さっきのアメリカ人がダイニング・ルームに来た。
「満月が上がってきた!」
と、わざわざ、伝えに来てくれた。
豚カツを中断して、あわてて、テラスに飛び出た。

満月とカンテガ。夕方6時35分。

満月が、氷のスフィンクス、カンテガから顔をだして、
タムセルクのとがった岩を、横に見ながら上がる。
満月は、ヒマラヤの群青を背景に、冴えわたる。
神々しささえある。

引き込まれるように、眺めていた。
喜びと幸運をかみしめながら。

世界自然遺産のサガルマータ国立公園にただ一つのホテル、
ホテル・エベレスト・ビューで、
Top of the Worldを望む、
それに、満月が上がる。
これだけそろった舞台は、世界にここだけ。
ホテル・エベレスト・ビューは、別天地。

のホテル・エベレスト・ビュー。

後方の、チョラツェと、タウツェに陽が当たってきた。
手前の地面の白は新雪。2016年4月21日、朝6時50分。

満月の翌朝、アメリカ人は穏やかな表情に見えた。
イヤなものは払拭して、心穏やかになった?
そして、国に帰ることができる。
別天地は、人に生きる歓びを与える。
そして、ヘリコプターで、下界へ飛んだ。

ホテル・エベレスト・ビューのヘリポートから。
後方は、テンギラギタウ、左はパルチャモ。

我がパーティーも続いて、ルクラへ飛んだ。
エベレスト街道を、ルクラ、2,840メートルから、
ホテル・エベレスト・ビュー、3,880メートルまで、
2泊3日のトレッキングで、上がってきたところを、
ヘリコプターは、たった5分でルクラに下りる。

次回は、クンデピーク、4,200メートルについて、記載したい。
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