マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

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玄牝(げんぴん)

2010年11月25日 18時05分30秒 | 庵主の日記
23日は勤労感謝の日でした。
いつも元気に働いてくれている主人と息子、そしてスタッフ達に感謝です。

仕事は生き方と思っているのですが、
まさに生き方そのものを誕生に懸ける医師、吉村正先生の映画を見てきました。

さぬき映画祭というイベントで、たくさんの映画が上映される中、なんと自主上映しようと思っていた<玄牝>という映画が上映されることになり、全てを放っぽりだしてサンポート高松に行ってまいりました。

この映画は<殯の森>の河瀬直美監督が20kgもある16mmのフイルムを背負って撮った、その場の空気までもが映し出されているような映画でした。

岡崎市にある吉村医院に併設された「古家」がそこに繰り広げられる誕生のドラマをじっと見つめているようなカメラワークで、飾りの無い映像が生き生きと描かれていました。

そして、なんと香川を代表する若手助産師のしーしー(志直子さん)の仕事ぶりもしっかりと映像に映し出されて、お声はついこの前お聞きしたばかりですが、頼もしい姿に思わず手を叩きそうになりました。ラストスクリーンのタイトルにはその名がちゃんとクレジットされておりました。

そして、織絵さんも登場いたしました。

スーパースターである吉村先生も一人の父であり、
仕事と家庭の狭間の苦悩が描かれており、
娘に対する深い愛情を見ることができました。

でも、身近にいるとその愛情はなかなか伝わらないようです。

家族の寂しさもまた、吉村先生には伝わらなかったのかもしれません。


仕事は生き方そのものと思います。

そういう意味では吉村先生の仕事ぶりはまさに孤高であり
孤独との戦いであり、それが生き方そのものなのでしょう。

だからこそ、家族をも寄せ付けない険しさがあったのではないかと思います。


それは、まるで生と死のそのときと同じように、
「ただ一人、そこに存在している」ようでした。




玄牝とは老子の言葉からなります。
吉村先生ご自身がこの映画につけたタイトルです。


「谷神不死、是謂玄牝、玄牝之門、是謂天地根、綿綿若存、用之不勤」

谷神は死せず、是れを玄牝と謂う。
玄牝の門、是れを天地根と謂う。
綿綿として存するが若(ごと)し。之を用うれども勤(つき)ず。

産科医として突出したその生き方は、きっと老子の境地に達しているからこそ、多くの妊婦がこの吉村先生を求めるのでしょうね。

素晴らしい映画でした。












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