行縢探検倶楽部

延岡市にある行縢山(むかばきやま)を気楽に楽しんでいる皆さんの情報交換の場ですのでお気軽に書き込みください

日向市細島みなと資料館

2019-10-15 09:07:06 | Weblog

日向市細島みなと資料館、大正時代に建てられた高鍋屋旅館を修理復元して資料館としています。

建物は木造3階建で宮崎県内には日南市油津と日向市の2か所に残っているだけという貴重な建物です。高鍋屋という名前からもわかるように、江戸時代、参勤交代時に高鍋藩が利用していた宿があった所だったようです。

資料館の中には江戸時代に天領として栄えたころの資料や、野口雨情の掛け軸、高鍋9代藩主の三男である秋月種樹(あきづきたねたつ:明治天皇の書の先生だったそうです)の書、西南戦争時の官軍司令官、迫田鉄五郎の使用していたピストル(坂本龍馬が使用していたといわれるものと同型)ほか多数の資料が展示されています。なお、近くには西南戦争で戦死した官軍の墓地があります。

 

3階建の資料館

 

 

 

野口雨情の掛け軸

 

秋月種樹の書

 

官軍司令官「迫田鉄五郎」の肖像画

 

坂本龍馬が使っていたと言われるピストルと同型のピストル

 

破風

一番高い所の瓦が「松」軒先に向かっているのが「竹」一番先が「桃」の形になっています。日本では ”松竹梅” と言いますが、中国では ”松竹桃” と言うんだとか・・・。

 

美々津の廻船問屋の資料館に展示されていた「秋月種樹」が愛用していたという杖

 

高鍋藩といえば、アメリカ合衆国のケネディ大統領が尊敬していたと言われる「上杉鷹山」を輩出した藩で、教育熱心な藩として有名でした。中学生の頃、国語の先生が、”高鍋に来て学者口を叩くな”、 ”都農に来て喧嘩口を叩くな” とよく言っていました。資料館の高鍋という言葉から遠い昔の記憶がよみがえりました。

 


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