宮崎空港は旧海軍赤江飛行場あとで戦時中の貴重な遺産が見られます。
その中でも掩体壕という爆撃から航空機を守るコンクリート製の建物は今でも健在で圧巻です、空港から少し離れた住宅地にある大型飛行機用の大きな掩体壕です。
持ち主の方の許可をいただいて壕の上に登ってみました、案内していただきありがとうございました。
戦時中に作ったコンクリートの産業遺産といってもいいと思いますが掩体壕の前面だけ鉄筋が入っていました。
本体は金属メッシュ様のものが剥がれた跡から確認できましたが、鉄筋は入っていないようです。
すぐ近くにももう一基、さらに同じ並びに2基。この付近の大型掩体壕は4基確認できました。いずれも個人か企業の持ち物のようです。
ここから飛行場まで広い道があって航空機が行き来していたそうです、今は広い道はなく住宅街になっています。
滑走路近くには小型戦闘機用掩体壕があります、大きさから推定して多分ゼロ戦用だと思います。
戦闘機はすぐに出撃できるように滑走路近くにあるのでしょう、結構荒れ放題になっていたのが残念です。
平和な夏の日の宮崎空港と平和ではなかった時代の掩体壕が対照的でした。
宮崎空港付近の掩体壕は大型と小型合計7基確認できました。
yasu
改めて平和の尊さを感じました。
当日この慰霊碑に手を合わせてから掩体壕跡を調査しました。