玉乱親父

変態親父の勝手気ままな世界

姉の話

2018年06月18日 08時08分21秒 | 日記
ども、玉乱です。

今日も朝から調子が悪いです。なんか、重い。

どうなんだろうな、こんな生活を続けても。でも、薬漬けにはなりたくないし。

と言う事で、また愚痴を書いてみたいと思います。これで、気が晴れるんだから。

で、俺より五歳年上の姉の事を書いてみたいと思う。

今、生きていれば六十二歳、九年前に鬼籍にはいり、死人に鞭を打つ話をここに書く俺も俺だが。

姉は本当に変わった人だった。小学校の頃から芸名と称して、別名を使用していたり。

周りから言われたアダナではない。あくまでも自分で命名し、平然と名乗っていたのだから、変人である。

ゴンベだと。一体、何を考えていたのだろうか。

で、借金王でもあった。さんざん親戚、友人、兄弟に迷惑を披露し、最終的には自己破産をし、ずらかった。

見栄張りなんだろうな。ロクな収入もないくせに外車を乗り回したり。それだって、全部借金さ。

保険の外交員をしてね、俺の職場に来るわけよ。普通は、親族や兄弟の勤める職場には来ないモンだ。

でね、俺の部下や仲間は仕方なく、保険に入るしかないさ。俺には言わずとも、仕方ないさ。

俺はあとで知って、激怒して出入り禁止にしたけれど。

俺の立場を利用した、いわば、虎の威を借りての商売をしていんだな。

消防士長だった俺だって、一応は部下も後輩もいる立場にあった。彼らには、当時、大変な迷惑をかけた。

知らぬとは言え、とても申し訳ない事をした。

それから俺は姉との距離を置く事にした。はっきり言って、付き合いたくないから連絡もして欲しくない。

とも本人に言ったさ。ところが、もう、すでに借金王の精神は普通ではなく、本人曰く、

青酸カリの生き方が一番いい。と。

なんの意味だ?って一歳年上の次姉に聞いたら、

借金をして、一度 精算して、また 借りる。 つまり、この繰り返しで生きて行けると。

なるほど、精算借り セイサンカリ 青酸カリではなく、そういう意味ね。



バカじゃねぇか、常識を逸脱しているし、その行為で、どれだけ周りの人達に迷惑を掛けていると思っているんだよ。

で、次姉も長女とは距離を作るって。

長姉のおかげで、母が母の高校時代からの親友とも付き合いが無くなった。つまり、彼女宅へも金の無心をしていたんだな。

俺が17才の時に母が亡くなって、その後もずっと俺の事を気遣ってくれていた人だったのに。

そして、母の実家である、お寺とも付き合いを断られた。俺が借金を申し込んだ訳でもないのに。

もう2度と来ないで下さい。と言われた。

だから、俺の結婚式に母方の祖母と、母の弟であるお寺の住職に招待状を出したけれど、叔父の嫁が来ただけであった。

長姉は毎日、毎日、何が楽しかったんだろうか?って思うよ。

見栄張りだけの虚栄だけの生活。

同じ母から生まれた姉に対して、理解が出来ない自分がいた。

でね、次姉の娘が市内の大きな病院の看護師をしているんだ。

今から九年前、当時ガン病棟の主任看護師をしていて................そこに姉が末期ガンと言う事で入院していた。

俺は、ずっと付き合いを辞めていたから、死のうが何しようが関係ない。と入院と病名は知っていたけれど無視をしていた。

むしろ、因果応報って事で、バチが当たったんだ、とも思っていた。

ところが、さぁ、いよいよ本人の意識も無くなり、今日明日亡くなる可能性が高い。と姪から電話があった。

栄養点滴の中に一緒に入れる痛み止め、モルヒネでしょうか、その入る量に変化が出た。と。

次姉に相談したさ。今までどうであれ、最後を看取ればいいの?って。

そしたら、次姉も、お前に任せるけれど、最後のお別れはした方が、お前の心の精算にも繋がるんでは?と。

その言葉に、俺は仕方なく病院に出かけたさ。

到着した時、正に、亡くなる寸前だった。意識もなく、やせ細り、今までの記憶にある姉の姿はそこには無かった。

骨、皮、だけの生きる屍状態。その姿に何も考えられなかった。バチ当たったとか、因果応報とか、すべて無くなった。

ねぇちゃん、来たよ。俺だよ。聞こえるか?って言った瞬間

かすかな声で長姉が

ごめんね。と。

この一言で、俺は逆に詫びた。

ごめんな、今まで、助けてあげられなくて。

その瞬間、俺は姉の行ってきた数々の行為をすべて許し、水に流す事にした。

その後、姉はすぐに亡くなった。まるで、俺が来るのを待っていたかの如く。何時間もしない内に。

その ごめんねの一言を言い伝えたい為だけに、俺を待っていた瞬間であったに違いない。

享年五十三歳。

むしろ、悪いのは、俺の方だった。ごめんな、ねぇちゃん。





                   合掌


ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「施錠難しい」消火器具盗難... | トップ |   
最近の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事