mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

海外旅行のふれ合い2

2008年08月31日 | 旅行記

 Supeino80

スペイン:ラ・マンチャの風車

 

 

 昨日は、女性の度胸についてオルセー美術館でのエピソードとしてお話ししたかったのですが、少々、疲れてきましたので、途中で中断してしまいました。

 今日は、その続きですが、乗換駅で降りて、オルセー美術館に歩いて行くことにしました。

 でも、乗換駅の出口を探すのも一苦労で、やっと地下から緩やかな坂になっている出口を見つけて、道なりに歩き始めました。

 ところが、今、歩いている場所が定かではなく、地図を出して周りの景色を確認したりして、やっと、遠方にコンコルド広場と思われる景色が見えてきました。

 そこからセーヌ川沿いの道路に曲がって、まっすぐ行けば右側に目的地のオルセー美術館に到着するはずです。

 女性の度胸、というより家内の度胸は、ここで発揮されたのです。

 なんと、わが愛妻は、バス停留所に腰掛けているパリジェンヌにオルセー美術館への道を尋ねているのです。

 大したことではない!と言われそうですが、家内の性格を知っている小生には、ちょっとした驚きだったのです。

 パリジェンヌの返事ですか?片言の英語で質問したと思いますが、「オルセー美術館はこの道路沿いにある。」というような返事があったそうです。

 小生などは、JTBさん指定の二階がオープンになっている赤いバスに乗ったときに風で帽子が後ろに飛んで時に、それをキャッチしてくれた白人女性に「メルシー」といえるくらいが精一杯です。

 さて、次はハワイのオアフ島でのことです。

 ハワイには、亡き母の希望で年末年始に旅行したのですが、ほとんどが自由行動でした。

 オプショナルツアーにも参加しましたが、3人で買い物や食事などをする時間が多く、ここでも片言の英語でなんとか用事を済ませていました。

 その前に、入国審査で面白いことがありました。ハワイは、入国審査を家族単位で行っていましたが、私達は、母が足が不自由なため最後になってしまいました。

 その時の入国審査官とのやりとりが愉快で忘れられない想い出となっています。

 審査官が「入国目的は観光ですか?」と日本語で聞くのです。

 その時の小生の答が「サイト・シーイング」と英語だったものですから、大笑いとなってしまいまいました。

 アメリカ人が日本語で質問しているのに日本人が英語で答えているのですから、その可笑しさといったら・・・・・

 さて、入国してからは自由時間が多いものですから二階がオープンになっているバス?に乗ってワイキキやアラモナのショッピングセンター地域を行ったり来たりしました。

 ハワイは、時差がきつく慣れるまで大変ですが、3人とも年末年始のハワイ独特の雰囲気を十分楽しんだものです。

 ワイキキ浜辺は、派手な水着を着た男女が寝そべっている光景が広がっており、私達は、その光景を木陰があるベンチで眺めておりました。

 その時に、私達の脇に白人の中年女性二人が座って、何か懸命に話し込んでいます。

 ドイツ語のようですが、その意味が理解できたら、どんなに面白いのに!と思ったものです。

 ここから話が変わりますが、ある事件が起こりました。

 それは、ハワイを楽しんだバスが通っている道路の歩道でのことでした。

 アメリカの老夫婦と思われる二人が反対側から歩いてきます。

 私達は、3人で手をつないで歩いていました。

 そして、近づいてきたと思ったら、老夫婦が声をかけてきたのです。母を見て「ユアーマザー」かと聞くのです。

 勿論、答は「イエス」ですが、5人で歩道に輪になって話しをしたこと、老夫婦の驚いたような、そして、さびそうな眼差しが忘れられません。

 その時間は本の一瞬だったかもしれませんが、5人の心が静かに交わって得も言われぬ「至福の時」だったように感じられました。

 人種、言葉、文化など生きてきた環境がまったく違うのに、心で感じることができたのですから驚きと言うほかありません。

 今日はこの辺で失礼します。

 


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