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ビタミンB12欠乏症

2013-01-18 | 内科トピック・健康診断
Vitamin B12 欠乏症

ビタミンB12は肉に多く含まれる
原因として、胃切除、胃粘膜萎縮、回腸切除、低栄養、菜食主義者、菜食主義者による母乳栄養児、代謝異常
欠乏症の診断に対して血清のビタミンB12検査は感度・特異度ともに高くない
→ 確定的な診断はできない
メチルマロン酸(>500nmolで98%)、測定の感度が高いが日本国内ではでの測定は困難
ホモシステイン(正常では <14μmol/L)の高値ではやや感度が落ちる
上記は、ホモシステインがメチオニンに代謝される機能が低下し蓄積する
貧血、末梢神経障害の症状の出方は様々でどちらかだけのこともある
治療はビタミンB12の筋注の他、内服でも治療できる
治療後の症状は末梢神経障害の方が出やすいとされる

Reference: NEJM 2013. Vitamin B12 Deficiency
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMcp1113996

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