夢風庵の日々

夢風庵としてのものづくり活動は諸事情から終了しました。
日々の事々をちょこっと書いていきたいと思います。

高橋まき子展「パート・ド・ヴェールの世界」

2013-10-05 12:45:15 | おでかけ
京都文化博物館別館とその周辺で開かれていたアートフリーマーケットももちろん見て歩きたかったのですが、もう一つの目的は新聞に個展の情報が掲載されていた高橋まき子さんの作品展。
別館の中にあるアートンアートギャラリーで開催されていました。



新聞に載っていた個展案内のポストカードに使われた写真です。
不思議な生物。

パート・ド・ヴェールという技法で作られています。

粘土やワックスで原型を作り、耐火石膏で型を取り、その中に砕いたガラスを詰めて焼成します。
ガラスを型から取出し(型の中のガラスが壊れないように丁寧に壊します)研磨します。

工程が多く、一つの作品に一つの型なので量産が難しいのですが、吹きガラスとはまた違う、独特の質感があります。

これ、私も少しだけ習ったことがあるのですが、単純な原型でも石膏の型から外した時に石膏がガラスにかなりつきます。
これだけ複雑な細工の型、研磨もすごく神経の使う大変な作業だと思います。

幻想生物や植物等の不思議な生き物たち・・・不透明なガラスの質感とマッチして、生きて存在しているような、血液、体液が流れているような感覚がします。

ご本人のHPブログで今回の作品展の様子が紹介されています。

きんちゃくやクラゲ、ドラゴン、大好きなモチーフです。
ご本人も素敵な方でした。
キャンドルホルダー欲しかったけど、引っ越しに備え、今は出来るだけ物を増やさないようにしているため、今回は泣く泣くあきらめました。

関東在住の作家さんで、関西での個展は今回初めてという事でしたが、またきっとこちらで開催される、その時を楽しみにしています。

最初は9月23日までということだったのですが、10月14日まで会期が延長されたそうです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿