ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

国宝探訪@日光

2009年07月02日 | 建築・アート
毎日忙しい日々では有りますが、義父母の助さん角さんとして
関東のお寺参りに行ってきました。(板東三十三)
今回の訪問で満願したので、これで西国・秩父・板東の百観音を
お参りしたこととなり、大変御利益が有ると言うことなのです。
(あっしは部分参戦でしたが・・)

ともあれ、その途中に国宝の日光東照宮を30年ぶり位に訪問。



中学校の時に訪問して以来で、全体的にキンキンギラギラの悪趣味イメージで
あったが、よくよく見てみるとその異常なまでの凝りようは
良くもまあここまでやったな・・って感じで、時の権力の凄さを
思わせるものでした。


垂木と垂木の間にまで施された装飾や、壁の立体的な彫り物、床裏にまで
徹底して行った銅板葺きなど、見ていてスゴイの連続です。
最後は目がチカチカしそうになりました。



そんな中でも色々ファニーなアイテムがそこかしこに埋め込まれています。
きっと当時これを作った人は、何でもいいから面白いモンを彫っちゃえ・・
って感じで心の赴くままにほったんでしょうな、きっと。

これは左甚五郎作の国宝の眠りネコですが、よくよく見ると、ブッサイクな柄の
ネコですなあ・・。カツラ柄の顔になってます。
ここでネコの柄をあえてマスクや、茶トラを選択しなかったのが
彼のセンスというところなのでしょうか・・・?


それにしても、現在では絶対に出来ない贅を尽くした仕事ですが、
こういった仕事に携われた人はきっと楽しかったことと思いますね。