原料合成します（＾＾；；；；；

ちょっと前のニュースだけど、名古屋大学の研究成果
それまでの不斉合成の進め方は、構造的に複雑な配位子や電位差が大きな配位子
または酵母菌などの生物を利用した選択性の向上を目指すものだった

その為に、何が大変かって言うと原料合成

文献さばくって反応探して、やっとの思いで経路をつくる
とても長いステップの化学反応を組み合わせるので、数ｇの大量合成から
始めても最終的には数mgの原料がやっと残るだけ
それでも出来れば御の字で、途中で狙ったものと違うものが出来たり
無くなっちゃったりしたもの（ＴＴ）

だから研究室時代は、朝のミーティングが憂鬱で。。。。。
最終実験である「メチル化します」って言葉が何回言えただろうか？
「原料合成します」って言う度に「まだやってんの？いったいいつまでかかってんだよ！！！」って
毎朝怒られて、泣きながら夜中まで繰り返した毎日

それが今回の論文
こんな簡単に出来て良いの？ってなる


優秀な人が居るものだ。。。。。