旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

軟弱

2015年10月08日 21時17分49秒 | Weblog

昨夕、南の学園から北のわが家にたどり着いたらのどに痛みを覚え、体が熱っぽかった。今朝はさらに熱っぽいので体温を測ってみたら37度に近い。大事な時期に風邪をこじらせたら元も子もない。休むかどうかの決断を迫られた。熟慮の末、出勤することに決めた。強いサポートを望んでいるクライエントをなおざりにはできない。望まれて、手を差し伸べないようでは男がすたる。私は日本男児なのだ。「少々の風邪なら土曜にたっぷりと睡眠をとれば治る。」などと自分に言い聞かせながら職場に向かった。いまだ自律神経の内で交感神経の働きが副交感神経のそれを上回っている。
昼前に鼻水が止まらないし頭痛がする。熱っぽいうえにのどをやられて声が出ない。2時間の休暇を取って車を1時間ほど走らせてわが家の近くのかかりつけ医の先生を訪ねた。診断では大したことのないただの風邪だった。帰りも1時間ほど車を走らせて学園に到着したのが午後の13時、処方してもらった薬を飲んだら鼻水を除いて嘘のように症状はなくなった。激務の後で休養すると決まって風邪にやられる。免疫力が随分と軟弱になりつつある。無理のない範囲でまず体から鍛えなおすことにした。


転がる

2015年10月07日 20時42分35秒 | Weblog

明日から土曜日に向って転がってゆく。明日明後日と、惰性で仕事をするのも息抜きになって良い。土曜日の朝が到来したら、いつものようにすっくと立ち上がって歩み始める。
連休前後に休暇をとる予定がある。土曜からの3連休は、秋を従えた行楽地が待ち受けている。大筋で仕事は片付いた。これから冬至にかけて夜の時間がさらにのびる。県北の山々は色づき始めた。


砂の浜辺

2015年10月06日 07時05分57秒 | Weblog

体調は良いし心は静かで一筋の透明な達成感が天を突き抜けている。怒涛の進撃の後だから、しばらく身の回りの点検と、戦略・戦術の練り直しに時間を費やす。あと5名のクライエントに朗報が届いたら、砂の海辺か枯草の絨毯の上で青い空を仰ぎながら昼寝をしよう。


渋柿の話と『鉄人28号』

2015年10月04日 07時44分05秒 | Weblog

白木山麓の農園は実りの季節を迎えた。区画を超えて、サツマイモやサトイモをいつごろ掘り起こすかといった話題、ダイコンやホウレンソウの種蒔きや、ジャガイモの生育ぶりに関わる話題が飛び交う。皆さん、日焼けした顔に微笑みを浮かべている。
今年は鳴門金時とカボチャの収穫を急ぎ過ぎた。数年前つるボケで生育に失敗した鳴門金時を、今年は早めに堀り起こしてみたら芋がたくさんついていたので、つい掘り進んでしまった。甘さが足りないような気がする。土の表面に芋が顔をのぞかせる頃が収穫期だと先達が示唆していた。カボチャは姿が良いことにつられて収穫してみたら十分に熟していなかった。茎とカボチャを結ぶ部分(ヘタ)が十分コルク色になる頃が収穫期だ。
農家の人たちは葉の繁り具合や茎の生育ぶりで栄養状態を判断するようだ。本日の品定めで、管理人さんからトウガラシやゴボウ、ナス、サトイモ、サツマイモのいずれもうまく育っていると評価された。
「それにしても根菜が多いですな。」という寸評の後で、やはり管理人さんから「干し柿」用の渋柿はいらないかと問われた。毎年つるし用の渋柿の調達に苦労していることを伝えたら、来週あたりに近くの農家で「柿もぎ」と廉価販売があるので話をつないでおくということになった。渋柿の実をとる(もぐ)時期について、干し柿に適した時期がある。その適時が1週間前後に迫っていると管理人さんに声がかかっているらしい。新参者としては期待に胸を膨らませている。今年は収穫の適時について多くのことを学んだ。

 


熱帯雨林とツンドラ

2015年10月02日 22時00分59秒 | Weblog

今日は朝から晩まで3組のクライエントとその関係者の話を聴いていた。その間、5人の来訪者の話を聞いた。話を聴く(聞く)のは随分知的で疲れる作業だと思う。脳が、まるでブラジルはアマゾン流域の熱帯雨林やロシアのシベリアのツンドラ地帯化したようだ。もはや思考は停止し、休日だけが楽しみな何とも情けない男に成り下がってしまった。今日は目が覚めるまで眠る。目が覚めたら畑を耕しに行く。


教育的指導

2015年10月01日 07時30分51秒 | Weblog

10月が明けた。先月を「数量の月」と締めくくれば、今月は「質 (【しつ】と読みます。【しち】とは読みません。)の月」になりそうだ。じっくりと時間をかけて就職試験の対応策を練ることになる。まず、クライエントの個性や志向を共有する、それから企業の研究に入り、応募先を絞り込んでいく。私が主役になれば一定の経験則で無難なマッチングを進めることができる。ところが、私が教育的指導にこだわって「ええ格好」をすると、クライエントが不完全燃焼の状態に陥るので厳に慎む。主役は徹頭徹尾クライエントであって、わたしは「相談助言するひと」の立場にこだわり続ける。自己主張が強い方だからこの点に特に注意を払っている。多くのクライエントのおかげで、この点が私に課せられた教育的指導であることをようやく理解できるようになった。