旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

宮淑子著「男たちの更年期クライシス」 

2005年09月09日 20時16分44秒 | Weblog
歳を重ねればひとは老いる。体の機能は落ち、脳の働きも弱くなってくる。もの忘れが激しくなった。首から肩にかけて汗をかく。顔が理由もなく火照る。あっちの方の快感が薄くなってくる。そして、なんだか億劫な毎日が続く。だからといって、男にも更年期があると声高に叫ばれても困ります、淑子さん。老木を見てください。病気のようにも見えるし、味わい深くも見える。何か体に異変がれば、みんな更年期障害のせいにされたんじゃ、立つ瀬がなくなるじゃないですか?

体の変調を、更年期のせいにして下手な言い訳ばかりをするのじゃなくて、変調のひとつひとつを受け止めながら、老いと共存していくというのが老境の知恵というもんじゃないのでしょうか?決め付けが先走りし過ぎていますよ、淑子さん。


コメントを投稿