旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

合掌

2013年12月27日 19時51分45秒 | Weblog

高校時代に器械体操部でともに練習に励んだ同級生が亡くなっていた。居酒屋をやっていることを知ってよく飲みに行った。5年前に事務職になって飲みに出る機会が減った。ずいぶんご無沙汰をしていた。昨年の学年同窓会で3年ぶりに会った。 「これが最後になる。」 ともらしていた。店もたたんだという。私は返す言葉を失った。今日になって体操部の仲間から連絡が入った。あの日から2か月ほど経った昨年の10月に亡くなっていた。連絡をしなかったことを悔やんでいる。微笑みがたえることのない男だった。彼とは酒と料理にまつわる多くの思い出がある。カウンターをはさんで何度も夜更けまで語り合った。年が明けたら器械体操部の仲間たちと墓参りに行く。


師走を寛ぐ

2013年12月27日 08時05分12秒 | Weblog

昨日までは職場と自宅書斎の空気だけを吸っていたように思う。職場から解き放たれたので今日からしばらく新鮮な社会の空気で呼吸する。

ヘーゲルの「歴史哲学 上下」が届いた。暇つぶしに寄った書店で「孫子の兵法 曹操注解」を躊躇なく買った。現代のポピュリズムと保守政権を眺めるにつけ、カール・シュミットがどこかに引っかかっている。

今年も多くの本を読んだ。今日は降ってわいたような休日だから古本屋を漁りに行く。それでも倦むことを知らない。どうしてここまで執拗に読み続けるのか、来年はその理由を探ってみたい。