本日の13時30分、キャリアコンサルティング技能検定2級の実技試験が終了した。ロールプレイの相手がかなりの難物で苦慮した。なにしろ相手側は2~3年間、「漠然とした不安」を抱えているのだ。あらゆる方向から原因解明の糸口をみつけようと試みたが、ついに原因を解明することができなかった。
原因が定かでない「漠然とした不安」が相手方にあるのだから、心療内科ないしは精神科に行ってみるのもひとつの選択肢じゃないか、また、次回からストレス解消の方策を話し合ってみようじゃないかと提案した辺りで終了のゴングならぬ終了のベルと相成った。
この一年間の実務で培ったあらゆるスキルを総動員して、「漠然とした不安」の原因に迫ったが、ロープレの相手方が「漠然とした不安」をすべての質問の矢面に立てるものだから話に進展がない。もっとも「漠然とした不安」なのだから原因を究明すること自体に無理がある。じゃ、どのように対応すればよかったのか。
自らの勉強不足を恥じて、この一週間で10冊ばかりのカウンセリング関連の本を買った。こういう種類の相談にキャリコンとしていかに対処するべきかを自分なりに研究してみた。独学の私の場合、自分なりにやってみるしかない。
心理学のテキストに従うと相談者は心を病んでいる。この症状を「勤続疲労」と呼ぶ研究者もいる。今回のロープレの相手方はキャリコンが扱うコンサルティングの範疇を超えている可能性が高い。自らの能力を超えた相談内容ないしは相談者に対してキャリコンはどのように対処すべきか、これが出題の意図であれば合格圏、相手の心=相談者の重い口をなんとしてでも開かせることができるかどうかが出題者の意図であれば私は不合格圏ということになりそうだ。