旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

中秋

2009年10月21日 20時54分38秒 | Weblog
○○さんゆかりの学校でやっているのはきっと委託型の公共職業訓練でしょうね。もっとも、広島県下では語学の訓練はありません。委託型は民間の専門学校に訓練を委ねます。IT、簿記会計、介護、医療事務等が訓練の主体です。こういうご時世ですから、私自身の経験でいうとこれらの訓練を受けても就職活動上さほどの効用はないように思います。

イギリスでは文部省と労働省を結合分割して教育雇用省を実際に立ち上げたことがあるようです。職業教育と雇用を結びつけるのならばともかく、一般の高等教育と職業を司るもっとも遠い位置関係にある思われた役所が部分的にではあれ、どのような経緯とどのような経過でひとつに結びつけられたのか不思議です。ネットで検索したら教育雇用省は既に姿を消して数年前に新たな省がいくつか誕生したと記されています。

自立した国民の支持を得た政治なり官僚組織が戦略的に機能しあえば可能なのでしょうね。先日、雇用問題の調査担当の職員と話をしました。彼の持論は「労働行政は補助金行政に他ならない。」というものです。生活保護や生活支援金の給付等でお茶を濁そうとしている間にも失業が飢餓を招くという考え難いような現実が社会に忍び寄っています。「政権与党よ、ちゃんと経済対策をやらんかい。失業者諸君、労働を舐めんじゃないよ。」と怒鳴りたくなるような衝動に駆られます。