『表象としての世界には二面性がある。ひとつの側面は「客観性」であり、空間と時間をその要素として多様である。もう一方の側面が「主観性」であり、表象する動物のうちには固有の主観が働いているので分割できない。そして、主客両面は、直に境界を接している。即ち、客観が始まるところは主観が終わるところである。』(一部改竄)
『認識に対して存在するもののすべて(世界)は、主観との関係における客観にすぎない。表現を変えるならば、眺める者がいるから眺めれれる世界がある。世界に属するすべてのものは、ただ主観に対して存在するにすぎない。即ち、世界は表象にすぎない。』(一部改竄)