旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

お彼岸

2017年03月27日 18時03分06秒 | Weblog

スコップと鍬で畑を掘っては耕し腐葉土を畑にすき込んでいく。農園で心ゆくまで畑を耕したのは久しぶりだ。汗をかくのも何か月ぶりかになる。耕作に興じて思考回路を閉じたら、わたしのカウンセリングに欠けているのものが垣間見えた。
お彼岸の前日に当たる日曜に墓参りを済ませた。お墓とは私の人生と同じ年数の付き合いになる。幼いころには母の背中に負われて、物心ついてからは自分の足で年に何度かお墓に参った。道すがら、子供のころの光景を重ね合わせながら道端の春草をながめると心に懐かしいものがこみ上げてくる。この道は子供のころに息を切らせながら走り回ったあの道だ。
休養が心地よい。この4日間で多くのものを得た。今週も金曜から4連休が待っている。


4日間の連休

2017年03月20日 23時42分24秒 | Weblog

明後日から4連休に入る。さて何をするか・・・。先ずは来年度の展望をしてから心と書斎を掃除する。それから、ここのところ儒学に遊んで少々疎かになっている、モンテーニュの「エセー」でギリシャの古典に親しむ。あとは成り行き任せ。

エディオン本店の家電は金属的で眩しい。情報機器の音響も耳目の奥まで轟く。電車通りを挟んで斜め向かいにある紀伊国屋書店では、新刊書が騒がしく語りかけてくる。
取って返して自宅近くのショッピングセンターで買い物をしていたら久しぶりに年長の知人と出会って、しばらく思い出話に花が咲いた。そしていつものように、「互いに健康には気を付けましょう。」とお別れの挨拶と笑顔を交わした。

 

スコップと鍬で畑を掘っては耕し腐葉土を畑にすき込んでいく。汗をかくのは何か月ぶりかになる。農園で心ゆくまで畑を耕したのは久しぶりだ。好きな耕作とウィンドウショッピングに興じて思考回路を閉じてみたら、念願の『わたしのカウンセリングに何が欠けているのか』について整理がついたようだ。
お彼岸の前日に当たる日曜に墓参りを済ませた。お墓とは、私の人生と同じ年数の付き合いになる。幼いころには母の背中に負われていたことだろう。物心ついてからは自分の足で年に何度か墓に参った。子供のころの光景を重ね合わせながら道端の春草をながめると、こころに懐かしいものがこみ上げてくる。この道は子供のころ息を切らせながら走り回ったあの山道なのだ。

 

この4日間で多くのものを得た。休養がこころに心地よい。今週も金曜から4連休が待っている。

 


ラモス瑠偉

2017年03月04日 09時17分36秒 | Weblog

さあてと今日はこれから、かかりつけ医の先生のところへ出かけて血圧を測って降圧剤の処方箋をいただく。「自律神経のうち、副交感神経の働きを意識する」「クライエントや同僚の感情の動きに注意しながら話す」、この2点に留意しただけで随分血圧が安定してきたように思う。減塩は続けているし体重の管理もほぼ完ぺきなので残る問題は慢性的な運動不足だ。この冬場は安定的に血圧が低かった。来る春夏には降圧剤離れの可能性を探ろうと思う。同病で苦しんだプロサッカーのラモスが涙ながらに言っていた。「丈夫な体に生んでくれた母親に感謝するばかりだ。」この言葉に涙を禁じえなかった。脳卒中で救急病院に運ばれて即入院、退院して2年が経過した。


母親

2017年03月02日 07時07分46秒 | Weblog

2月25日の午前10時20分、面接試験が終了した。会場を出たら、やるだけのことはやったのだという安堵感とクライエント役の感情に寄り添うことができなかったのではないかという不安が入り乱れた。解放感に浸りながら久しぶりに訪ねた母は昼寝の最中だった。ゆっくりと顔をながめて場を辞した。母に会った後で宇品の広島港に向った。港の広い待合室は開放的だ。いつものように暖かい日差しに包まれていた。


幕末史

2017年03月01日 07時05分03秒 | Weblog

「日本のいちばん長い日」の著者でもある半藤一利さんの「幕末史」(新潮社)を昨日の午後に買った。読み慣れた文春節(半藤さんは文芸春秋の元編集長・役員)だし、ご本人がおっしゃるように張り扇の論談調・落語の人情噺調の杜撰きわまりない特別講座12回のおしゃべりをまとめた駄作だから、内容は推して知るべし。まるで幕末の瓦版を読むように500ページ足らずを1時間半余りで読み終えた。内容は、薩摩の西郷隆盛と大久保利通、勝海舟と徳川慶喜という幕末の主役たちが、個性派の脇役である岩倉具視や木戸孝允、坂本龍馬らと絡みながら維新の主導権争いを繰り広げるという他愛もない、まるで週刊文春みたいな明快さだ。歴史観は高校日本史の参考書を越えていない。物足りないので、書斎の片隅に積んである幕末や維新関連の中公新書30冊ばかりで口直しをすることにした。さっそく、半藤さんが酷評している「徳川慶喜」(中公新書)を読み始めた。


残雪

2017年02月20日 19時38分41秒 | Weblog


岡本太郎

2017年02月20日 19時35分41秒 | Weblog

学園では明日明後日と入学試験があって在校生は学校に入れない。出勤しても開店休業になるので休暇を取ることにした。平日に休むのは半年ぶりだ。午前中に気掛かりな事務とクライエントとの面談を済ませて仕事をニュートラルの状態に戻した。さて、この平日の連休に何をするか。自宅に着くとカッシーラー著「国家の神話」が届いていた。目次に目を通して飛ばし読みをした。かなり難解なので連休には読まない。岡本太郎著「原色の呪文」は、明快な文章と迫力のある文体で読むことの醍醐味を教えてくれた。一昨日、ヤフオクにハード本3冊が出品されていたので、落札して久しぶりに読み返してみることにした。むかし読んだ「原色の呪文」は家のどこかにあるはずなのだが、どこの本の山で眠っているものやら見当もつかない。この寒波で農園は雪に覆われていることだろう。


正当防衛

2017年02月13日 16時53分50秒 | Weblog
その昔、いわれのない暴行を受けていると相談された年少の知人に、空手かボクシングを習って、いつかやり返してやれとアドバイスをしたことがある。数年後、見事にやり返して暴行を受けることはなくなったそうだ。かれは今、こころが優しい青年に成長している。わたしは、いわれのない暴力に対抗するための防御手段として、自衛のための護身術を身に着けることに反対はしない。

老兵

2017年02月07日 07時28分17秒 | Weblog

何の前触れもなしにとしか形容のしようがない。これまで通りの仕事を続けるように依頼された。引退を考えていたので拍子抜けがしている。それでも、好きな仕事を通じて社会に貢献できるのだから、快くお受けすることにした。ただ、心の整理のために1日の猶予をいただいた。明日の午後、正式に受諾の意思表示をする。送別会で「老兵は死なず、ただ去るのみ。」という陳腐な挨拶を用意していた老兵は、学園で6年目の春を迎えることになった。


孔子

2017年02月07日 07時26分18秒 | Weblog

述而第七
講談社学術文庫「論語新訳」 宇野哲人訳
『己の固有する仁義礼智等の徳が修めて完全に至らないこと、己の勉むべき学が研究して明らかにならないこと、善を聞いても早くこれに遷って行くことができないこと、己の不善を改めることができないこと。この4つはわしの深く憂うる事柄である。』(一部改竄)


2017年01月29日 17時05分08秒 | Weblog

街に出たので大手町の「ブックオフ」で新書を買った。「ワークショップ 新しい学びと創造の場」「仕事が人をつくる」「少年事件に取り組む 家裁調査官の立場から」「日本の美林」(以上岩波新書)、「『学び』で組織は成長する」「新書で大学の今日教養科目をモノにする 政治学」(以上光文社新書)、「発達障害と呼ばないで」(幻冬舎新書)、「偶然の力」(集英社新書)、「ブランドビジネス」(平凡社新書)の9冊で〆て1324円也。古本の新書は値崩れが続いている。
その昔、神田の大学生だった頃、食事代を削って週に数度、神田の古本屋街を歩いた。掘り出し本を探して本立てに飾るのが目的だった。当時、神田の学生街には、本からの情報だけで構成されたような知的な世界があった。あれから幾年月、どこに行っても、活字や映像が氾濫している。空きっ腹を抱えて神田の古本屋を歩き回った自分が不憫に思えてくることがある。


ジェンダー

2017年01月24日 06時59分05秒 | Weblog

昨日は1月9日の一大事から2週目の土日だった。体と心から疲れがようやくおちて気分が赴くまま流れるような生活が戻ってきた。ぼんやりと生活を送っていると自ずと本屋に足が向く。
先日、ある女友達からジェンダーを理解していないと指摘されたので、「そんなことないよ」と辻村みよ子著「ジェンダーと法」第二版を買い求めて確認してみた。大筋で私の理解に誤りはない。
ジェンダーとは、生物学的な性差ないし性別を意味するセックスと区別して、社会的・文化的に形成された性差ないしは性別を意味する。今日よくいわれるジェンダー・フリー、あるいはジェンダーからの解放という場合には、男女を区別する境界線としての性差自体を、社会的に構築されたジェンダーと捉えている。(「ジェンダーと法」から引用)
やや硬い本のあとには、「働き方革命」(ちくま新書)・「日本型リーダーはなぜ失敗するのか」(文春新書)・「辞書に載る言葉はどこから探してくるのか」(ディスカバー携書)・藤沢周平(集英社新書)で口直し、〆て345円也。


2017年01月20日 20時52分09秒 | Weblog

道路の凍結が心配だから今日もバス通勤になった。8時過ぎに家を出て、近くのバス停から急行に乗る。広島バスセンターで降りて紙屋町のバス停まで数分歩き、マリーナホップ行きのバスに乗リ代える。自宅から勤務先までは1時間と20分ほどかかる、なんということもない行程だ。しかし、景色が違うしプリウスで通う時の神経の高ぶりがない。帰路では居眠りをすることさえある。

帰りのバスで雪がない観音を出て、やはり雪のない紙屋町から高陽町を目指したら、薄暗くなり始めた矢口の辺りから、県道沿いに雪が白く残っている。バス停を降りたら一面の雪景色だ。雪道を少し歩いてわが家にたどり着いた.。愛車プリウスの周りは30センチほどの雪が積もったままだった。さて明日は、愛車での出勤が叶うのだろうか。白い世界の中で、アスファルトで舗装されたバス通りだけが黒く沈んでいるようだ。

 


成人の日だろうが何だろうが、休日はいい

2017年01月08日 17時33分49秒 | Weblog

正月の3が日が暮れた。1月4日から学校に出始めて今日が3日目になる。車でいうと、ただいまエンジンの始動中だ。明日から待望の3連休にはいる。休みを利用して本の整理に勢いをつけて春が来る前に不要な本を処分する。そして、夏が来る前に書斎に念願の応接セットを置く。これが今年の抱負だ。始業式は10日になる。


1月1日

2017年01月01日 23時49分09秒 | Weblog

「おどろきの中国」(講談社現代新書)、「緊迫シミュレーション 日中もし戦わば」「あの戦争になぜ負けたのか」「二十世紀 日本の戦争」(文春新書)、「ビッグデータの覇者たち」(講談社現代新書)「フェイスブックが危ない」「強欲資本主義 ウォール街の自爆」(文春新書)、「発達障害かもしれない」(光文社新書)、芦部信義著「日本国憲法 第五版」をお買入れ、〆て1080円也。宇野哲人著「論語新釈」(講談社学術文庫)の補修を済ませた。

 

「ナショナリズム」(ちくま新書)、「民主党政権 失敗の検証」「ひとはなぜ集団になると怠けるのか」「精神科医になる」(以上 中公新書)本日のお買い上げ、〆て344円也。
論語を読み進む。金谷治著「論語」(岩波文庫ワイド版)がテキストで、加地伸行著「論語」、宇野哲人著「論語新訳」(以上 講談社学術文庫)、木村英一著「論語」、貝塚茂樹著「孔子」岩波新書、「孔子」(講談社学術文庫)が参考書。論語または孔子について学ぶと、その理解は読む側の姿勢・力量に依ることが明らかになる。
昨日は首筋の痛みで医者にかかった。読書は程々にしたいのだが、それでは気持ちが晴れない。