天気も悪く、他にやることも無く暇なので、昨晩チラッと書いたIRN-BRU(アイアンブルー)と呼ばれる飲み物を紹介しよう。
写真の様に、オレンジ色をした炭酸系のソフトドリンクであるが、何かの果物の風味がするわけでもない、
(微妙なレモン味と言う話もあるが)
100%化学薬品で作られている、非常に不思議な飲み物である。多分普通の日本人であれば、一度味見
すればもう十分と言う感じかと思う。もしかすると、コップ一杯飲み干すことが出来ないかもしれない。
ところが、この”極めてどぎついオレンジ色の炭酸水”驚いたことに、スコットランドのナショナルドリンクなのだ。
日本で似たようなものと言うと、”サイダー”が挙げられるが、この”バーブルー”の地位の比では無い!
”スコットランドはコカコーラがソフトドリンクシェア1位で無い唯一の国”と言うのはパーティの席などで何度か
聞いたことがある。
確かにスーパーの売り場では、このバーブルーが結構な面積を占めているが、”まさかあの天下の
コカコーラやペプシより売れている訳は無い!”、話半分で聞いていたのだが・・・ 今回ブログのネタに
するにあたって、Wikipediaで調べてみたところ、何と!!! 本当だった。
http://en.wikipedia.org/wiki/Irn-Bru 参照
スコットランドおそるべしである。
コカコーラ社が名誉にかけて販促をしたが、だめだったという話もある。
スコティッシュの”かたくな”なナショナリズムと言うか、伝統を重んじる国民性と言うか、変化を嫌う頑固さと言うか、
少々変わった味覚と言うか何というか・・・”スコットランドの誇り”と言って憚らない人もいる。
また、このバーブルーはコカコーラと同値段かそれ以上、ペプシと比べると明らかに高い価格設定であるが
それでも売れているのが、その人気の高さを表している。
そして、うちの戸棚でもこのバーブルーが幅を利かしており、圧倒的な面積を占めている。
ラベルには1.58ポンドとあるが、実際には1ポンド(130円)で買ったようだ。
その隣に私の炭酸水が並んでいるが、これは16P(21円)である。
濃縮シロップをこれで割って飲んでいるのだが、一応オレンジとか、グレープフルーツの風味はする。
同じ100%化学薬品ならば、フルーツ味でかつ安いほうが良いと思うのだが・・・
娘たちも母親に洗脳されたのか、喜んで飲んでいるのが、怖いところだ。
さて、以前はIRON-BREWと綴られていたが、現在はIRN-BRUとなっている。
妻に聞いてみると、”鉄が入っていないのにIRONと書くのはまずい。”そして、”醸造していないのにBREWも
おかしいので、BRUにした。スコットランドのBREWの発音もBRUで良いし”との事。
”何かの果物の味に似ている訳で無い独特の風味を持ったオレンジ色の炭酸水!”これがうけるのは何か
天気が悪い事と関係があるのだろうか?