塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スパイクを製造するむずかしさ

2014-09-01 23:34:01 | 日記
 スボルメやガビックはスパイクを自社で生産しているのでしょうか?

 バスケットの話で恐縮ですが、フィラが1990年代NBAで高い認知度を誇っていた際に、ナイキと契約するチャールズ・バークリーがフィラの顔であるグラント・ヒルにこう進言します。

 「フィラような安っぽい靴を履いているから怪我をするんだ!!」

 ナイキが今も昔もバスケットシューズで高いシェアを誇るのは、エアと言う機能に高いデザインが融合し、安っぽくない印象と作りを備えている為です。

 実際バッシュの第一人者である北舘洋一郎氏がかつて

 「フィラは小売価格を抑えるために、細部のツメが甘い」

 と指摘していたと記憶しています。

 フィラが今、サッカー、バスケットのいずれでも影響力が見られないのは、バークリーの指摘が当たっていたという事なのでしょうか?

 ナイキやアディダス、アシックスのようにスパイクづくりに自社のノウハウがあるブランドは、細部までしっかりとした商品を製造できます。

 冒頭のブランドはあくまれ例として挙げただけですが、自社の製品づくりにノウハウがなく、これから契約選手と共に高い製品づくりを目指そうというのであれば、それは安定供給できるまで

 「大変な時間と労力」

 が必要だと思ったのです。

 作りに甘さがあれば、選手は怪我をしやすくなりますし、契約選手も獲得が難しくなります。

 サッカーは世界中で親しまれおり、各ブランドが鎬を削る世界ですが、だからこそ丁寧な製品づくりが求められますから。


 
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才能ある選手に厳しく接するのは何故なのか?

2014-09-01 23:18:21 | 日記
 池波正太郎先生の作品「夜明けの星」には、息子の嫁に口うるさい姑、お徳が登場します。

 この嫁姑問題が端を発する形で物語は進むのですが、最終的に息子の嫁となり、孫を与えてくれる主人公のひとり、お道にもお徳は笑顔すら見せず、常にきつい態度で接するのです。
 
 「私は躾をしているのです」
 「大店の女将に恥じないような生活を送らせるため」

 という、お徳にか彼女なりの理由づけがあります。

 昔は連帯責任ですから、奉公人に限らず店の誰かが不届きな事をすれば、武家社会に限らず、お家はつぶれてしまうのです。

 お道にその責任を持たせるためには、常に厳しい接し方をする必要があった、というわけです。

 僕はいつも不思議に思うんですよね。

 「才能があると思われる人物には厳しく接する必要がある」

 と皆語りますが、それはどうしてでしょうか?

 サッカーも同様で、確かに10代の若さで1軍や代表の主力になる選手もおり、彼らに対してクラブがマスメディアから距離を置き、守ってやるという考えは理解できます。

 ベルギー代表のヤヌザイや若き日のトッティは、10代で1軍でプレイしている選手の代表でしょうか。

 Jリーグ間もないころは、クラブが

 「選手はクラブの財産」
 「若い選手をメディアの距離を保つ」

 という概念が無く、アトランタ五輪の主力達がメディアとの距離思うようにならなかったという印象を持ちます。

 でも、きつく言われている側、選手の方はたまらないわけです。

 「どうして認められないんンだ?」
 「どうしてこんなにいつも叱責されるんだ?」

 監督やコーチがその意図を事前に説明し、時にはきつい言い方をするよと前もって伝えておけば、選手の心のあり方がもっと楽になると思います。

 しばしばコーチが

 「ふて腐れるな!!」

 と激怒しますが、それは選手心理ではなく、むしろ伝える側の問題が露呈しているだけではないでしょうか。
 
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アルディージャとセレッソ、監督交代で巻き返しへ

2014-09-01 22:08:47 | 日記
 アルディージャが大熊監督を解任し、セレッソも2度目なる監督交代に踏み切りました。

 1部に留まるということは、少数のクラブを除いてそれだけ難しい出来事であることがわかります。

 日本にも今後、

 「1部残留請負人」

 と言う形で、クラブを残留させることに長けた監督が生まれると面白いと思いますし、考えてみればまだJ1にはこのタイプは見受けられません。

 残り数節の段階から指揮を任され、最終的には1部に残留させるものの、来季の続投は無しと言う形の指揮官が、今後待望されるようにも思えます。

 ただ、難しいのはJ1が来季から再度2ステージに戻ることで、この短期決戦がどのような形で監督交代をもたらすのか、読めない部分がある為です。

 アブシン・ゴトビ氏が解任された時、エスパルスファンの多くが

 「大榎氏の招集はどうしてこのタイミングなのか?」
 「ワールドカップ中断中に、交代を決断して新監督に時間を与えれば良かったはず」

 と首を傾げました。

 2ステージは短期決戦になりますから、中断中に監督交代と選手補強に走るクラブが多いはずですが、シーズン中での交代は非常に難しいと思います。

 サガンのように首位を走るクラブでも、監督交代に踏み切るクラブがあるくらいですし、後退の理由は何も成績だけを見越してはいません。

 ただ、他の競技からすれば

 「そうしてサッカーはこんなに頻繁に監督が交代するの?」
 「もっと時間を与えればよいのに」

 と不可解に感じるでしょうね。

 
 

 
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J3の首位争いは混戦模様に

2014-09-01 00:51:53 | 日記
 ゼルビア戦は勝又のプレイが印象的でした。

 終了後のインタビューも受けていましたし、交代を告げられてベンチに下がるときは、メインスタンド、ゴール裏のどちらからも大歓声が起こりましたからね。

 サイドに流れてボールを貰う動きと前線からのフォア・チェック。

 ゼルビア守備陣からすれば、嫌な相手だったでしょうね。

 僕は今日初めてⅤ・ファーレン長崎から獲得した背番号26、山田のプレイを見ることができましたが、2点目に結び付いた右サイドの突破は、なるほど、長崎ファンが移籍を残念に思うはずだと感じました。

 ゴールの際にはメイン・スタンドに向けて両手を掲げ

 「もっとコールしてくれ」

 とアピールしている姿が印象的でした。

 現在のJ3は首位ゼルビア、2位ツエーゲン、3位パルセイロという3つ巴の様相ですが、これらの3クラブは1位での自動昇格か、それとも2位でプレイオフに回るかで、来季の構想が大きく変化します。

 パルセイロに限らず昇格すれば、J2で戦うだけの補強を外国籍も含めて考慮する必要がありますし、シーズン・チケットを含む入場券の価格変更も必要ですしね。

 仮にセレッソ、アルディージャが降格し、ズラタン、カカウ、フォルランがいずれも残留したと仮定します。

 知名度のある選手がやってくることは、迎える側にとっても入場料が確保できるという旨みがありますが、同時に彼らと真正面から戦えるだけの選手層を用意しなくてはいけません。

 南野、家長のようなネームバリューのある選手が移籍する可能性はいでしょうが、1年での復帰を考慮すれば、残留もあるでしょうし。

 まだ今の段階ではどのクラブにとってもJ2昇格は確定していません。

 それでも来季の目標を立てる事が出来るクラブは、それだけで嬉しいものなのですね。
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