塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

子供時代からファンを生み出すために

2014-07-11 23:06:07 | 日記
 皆さんにひとつクイズを出します。

 「ナイキとプーマにあって、アシックス、ミズノ、ヨネックスにない商品とは何でしょうか?」

 正解は

 「ランドセルの扱い」

 になります。

 そう、スポーツブランドは今、スタジアムとアリーナだけでなく、学校というもう一つの舞台でも激しい鍔迫り合いを行い、ご両親とお子さんをファンにしようとしています。

 ランドセルは元来オランダから輸入されたと聞きましたが、欧州では各クラブがマーチャン・ダイジングの一環として、文房具を公式グッズとして扱っています。

 日本でもフットボール・マックスが、ミランやチェルシーの万年筆を輸入、販売していましたが、この商品が侮れないのは製造元が老舗のパーカー社が担っていた為で、大人でも十分欲しいと思える品です。

 例えばナイキを例に取りますと、子供の事から自社商品に親しんでもらえるならば、部活動やサークルで用具を選ぶ際に、必然とナイキを指名してくれる、淡い期待はあるでしょう。

 高校選手権ではミズノとアシックスの人気は抜群ですが、近年ナイキ人気が急上昇しているのを踏まえますと、ナイキの戦略が幅広いものであることが理解できます。

 「ナイキに就職する」

 というのは極端ですが、大人になってもナイキファンであるならば、親になっても子供にナイキを着用させたいと思うでしょうし、ナイキからすれば

 「ロイヤル・カスタマー」

 が誕生すれば、ランドセルにかける販促費用は安い物でしょう。

 そのうち国産ブランドも、自社ロゴを備えたランドセルや文房具、サポートするクラブの文房具を売り出すかもしれません。

 実際ナイキのランドセルには、スウッシュが刻印されているので、そのアピール度は抜群です。
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サッカーに携わるスポーツブランドを思う

2014-07-11 01:22:12 | 日記
 エクアドルがマラソン、イランがウールシュポルト、コスタリカがロット、ホンジュラスがホマ、そしてベルギーがブラダ・スポーツ。

 ワールドカップ出場32か国の内、この5か国以外がナイキ、プーマ、アディダスと契約していることを踏まえますと、3強の持つ資金力と技術、デザイン力が把握できます。

 一方で僕のように

 「皆が同じサプライヤーだとつまらないな」

 と思う、へそ曲がりもいるのでしょうが。

 ボスニアが本戦直前にレゲアからアディダスに切り替わりましたが、ロシア大会は3強以外の露出はどうなるのでしょうか?

 ワールドカップ前にも

 1・アンブロがいないのが寂しい
 2・ブランドに偏りがあり過ぎる

 という声が聞かれましたが、事実その通りですね。

 アンブロが今猛烈な勢いで巻き返しをはかり、ディアドラやカッパ、ル・コックのような老舗がどのような計画を練るのか、注目する方も多いでしょう。

 一方でウォリアーやアンダー・アーマーといったクラブレベルで進捗を遂げたブランド、アシックス、ミズノ、リーニンというアジアを代表するブランドの方針にも着目したい所です。

 ランニング、バスケットはそのスポーツ・ブランドも大切にしています。

 でも、サッカーはそれ以上に各社が最先端技術を投影し、激しい鍔迫り合いを行う部門です。

 今後も各社が鎬を削りながら、様々な技術革新で僕たちを驚かせてくれるのは間違いありません。
 
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トーマス・ミュラー、その果てしなき存在

2014-07-11 01:02:34 | 日記
 トーマス・ミュラー。

 彼は21世紀に入った今、サッカーの世界でメッシ、ロナウドを抑えて初の偉人として名を連ねる、そんな予感がします。

 2010年ワールドカップ、初出場ながら5得点で得点王になった際も凄いなと思いましたが、彼は今大会でも既に5得点を挙げ、コロンビア代表ロドリゲスが記録している6得点に、決勝で並ぶ可能性があります。

 もしそうなれば

 1・2大会連続での得点王
 2・2大会で11ゴールは、大先輩であるクリンスマンと肩を並べる記録

 という形になります。

 10得点の現在でも、イングランド代表リネカーと並んでいますし、彼の年齢を考慮すれば、同じくドイツ代表の大先輩であるクローゼが今大会で記録した16ゴールを、

 「ロシア大会で更新」

 する可能性も捨てきれません。

 その背景には

 ミュラーが今の所、怪我と病気と無縁である
 従ってスランプに陥っていない
 バイエルンという名門で、ドイツだけでなく欧州の強豪と常叩ける

 という3点の特徴があります。

 ドイツは守備でも攻撃でも、素晴らしい選手を絶えず生み出してきましたが、ミュラーはその系譜に完全に名を連ねています。

 勿論メッシが記録した

 「4季連続でのバロンドール」

 は素晴らしいものです。

 一方でメッシの尺度は「欧州」という注釈がつく、と考えるならば、ミュラーの代表での功績は「世界」と言う形になります。

 アルゼンチンが優勝すれば当然この注釈は変化しますが、ブラジルを木端微塵に粉砕したドイツの姿を見れば、どんな国でも敬意を払わずにはいられませんしね。
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