塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本のファンは現金か

2012-10-09 23:30:44 | 日記
 「日本でもフランス・ダービーの映像が流れたよ。」

 もしこの事実を知ったなら、パリとマルセイユのファンは驚くでしょうか、それとも当然と
思うでしょうか。

 極東の地でリーグ1の映像が流れることは、それだけ今季のPSGの補強が注目された証拠
ですね。

 実際彼らが移籍市場の主役に躍り出たのは昨年ですが、例えばパストーレの獲得よりも単純
に、チアゴ・シウバとイブラヒモビッチを

 「バーゲン価格」

 で手に入れたこの事実が、ニュース・バリューということなのでしょう。

 ただ、僕はこんな「現金」な扱いでサッカーを報道することは無意味だと思います。

 かつて中村俊輔在籍時、セルティックの注目度は日本で群を抜いており、リーグ戦もチャンピ
オンズ・リーグも各局が追う形を取りました。

 しかし、2009年の夏中村がエスパニョールに移籍して以降、SPLの映像を見たことは一
度もありません。

 例えば現在リーガ・エスパニョーラで戦う日本人選手は存在しません。

 しかし、リーガの映像はひとつの目玉商品として常に流されます。

 リーグの規模を考えた場合、スペインとスコットランドを比較するのはアンフェアですが、も
し僕がセルティックのファンなら

 「所詮、日本人の考えなどそんな物さ!
  浅はかとしか言いようがない!」

 と、罵声を浴びせているでしょう。

 もし、移籍市場の振る舞いのみでPSGの映像を流しているとしたら、それは関係者だけでな
くパリのファンまでをも不快にしかねない現象と言えます。
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選手がテレビ出演するその意義

2012-10-09 01:11:29 | 日記
 「僕は俳優ではない。
  だからインタビューに答えるよりも、日々の練習と試合での結果がすべてだ。」

 と答える選手がしばし存在します。

 彼らの言うことは決して間違いではありません。

 映画は脚本が存在し、俳優はその設定のもと演技を行いセリフを発しますから、作品の見どころが
既に理解できています。

 だからこそ

 「番宣」

 と呼ばれる興行が成立します。

 サッカーは試合の見どころは始まってみないとわかりませんし、抱負を述べろと言われて困惑する
のも致し方ありません。

 その一方で選手が画面に求められていることも事実です。

 今はクラブが独自で番組を持つ時代ですし、ビッグクラブはマーキング入りのジャージをとにかく
売ってもうけようとする時代です。

 例えばスペイン代表として活躍したバレロンや、日本でも人気を博しているアイマールのように

 「はにかみや」

 にとっては生きづらい時代です。

 過度の報道や誘導尋問のような質疑は当然避けるべきです。

 その一方で、折り目正しく真摯な姿で発言するぶんには、ファンも納得してその映像を見るはずで
す。

 日本代表の槙野のように、皆が出演に積極的ではありません。

 それでも時には選手の発言が求められるのも確かなのです。
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投資をし、回収する発想

2012-10-09 01:03:07 | 日記
 今はどの家庭での節約できる部分を見つけていると思います。

 僕もパソコン、テレビのコンセントは抜くように心がけていますし、会社でも誰もいない場所
の蛍光灯はすぐに消します。

 中には恥ずかしいと感じる方もいるでしょうが、見切り商品を買うことにも抵抗はありません。

 ですから欲しい品が若干値が張る、もしくは高級品ですと

 「家族皆が節制しているのに、こんなわがままは出来ないな。」

 とブレーキがかかることがあります。

 それは皆さんも同様でしょうし、自分の気持ちを逆なでするような高級品を家族が購入し、言い
合いになったことがあるかもしれません。

 レアルやバルセロナは僕の考えとは正反対です。

 「優勝を狙うにはこれだけの支出が必要だ。」
 「獲得した選手が活躍すれば、新たなスポンサーが付き入場券も売れるはず。」
 「選手のジャージをバンバンうって、マーケティングを盛んにしよう。」

 と貪欲な姿を隠そうとしません。

 つまり、僕らが恐れる高額の支出。

 彼らが支出で生み出した新しい投資が、古い価値観を吹き飛ばし新たな次元を生み出すと信じて
います。

 レアルがスパーズに支払った金額はおよそ40億から50億にものぼるようですが、モドリッチ
は必要だからこそ手にした。

 モウリーニョもペレスもそう捉えているはずです。

 この金額はアディダスが彼らに支払う年間のスポンサー料とほぼ同等ですが、チャンピオンズ・
リーグと国内リーグを制覇した暁には

 「安かった。」

 と思うのでしょう。

 現実はそううまくはいかないものですが。
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