凝縮した時間

犬達は人間の７倍のスピードで生きているといわれます。
人間の１週間が１日ということです。
別の言葉で言えば、人間の７倍の密度で生きているということ。

だから、あんなにも全身で喜びを表し、食事のたびに喜び、帰ってくると、再会を心から喜び、さびしいと、がまんできずに、泣いてしまうのです。



すこし、永く生きていると、愛する者との、さまざまなわかれを、経験します。
それはきっと、だれにでも、全てのものへの別れがあることを、わからせてくれているのです。



、虹の橋、という詠み人知らずの有名な詩があります。



わたしは、この詩で虹の橋のたもとで、まっていて、会いたい人を見つけ、走り出し、再会するところが、ぐっときてしまいます。

私が子どもだった頃、こころをかよわせ、別れた犬達も、きっと橋のたもとで、まっていてくれる、と思えるからです。



この子達と同じ時を、生きる事を、大事にしたいと、いつも思っています。


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