表情

原発事故は世の中や人に対する私の考え方を大きく変えさせた。

当時、福島第一原発三号機の核爆発に対して、東京電力の広報担当の男は爬虫類のような無表情な顔をして「事象」と言っていたし、メルトダウンもしていないと言ってきた。民主党政府も「直ちに健康には影響しない。」 と言い続けてきた。
しかし、いつの間にかメルトダウンは初期からしていたことが常識のように引用されている。

我々が聞き間違っていたのかもしれないが、緊急な避難や被害の防止のためには言葉と感情の表現をリンクさせて「危ないから早く逃げろ」と凄い形相と大声で叫んで貰いたかったものだ。

残念ながら政府にとって国民は守るべき対象ではなくて訴えて責任を追及してくる裁判の原告で戦うべき敵だと考えているようだ。だから放射能を全国にばら撒き、言質をとられないように無表情に真実を隠し続けるのだ。