machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

守門岳

2013-06-01 | Weblog
守門岳は遠くから眺めるとなだらかで大きくて母性を感じさせる、この地に来てから二十年になるが一度は登りたいと思っていた、去年まで体の具合が悪くて無理だったが、この山を登る事を目標にして体を直すように意識して今日登ることに決めて来た結果不思議なことに体調が整って登ることができた。

守門岳は守門大岳、青雲岳、袴岳の三つからなっていて袴岳が一番高く1537m。今回は守門大岳まで行けた、今後登る予定はない。

月曜日の朝までに出さなければならない仕事があって金曜日に会社で深夜零時過ぎて提出することができたので、予定通り土曜日に出発できた。

ツーリングだけでもとセロー号で保久礼(ほっきゅれい)という登山口まで行った、刈谷田川ダムの脇を抜けて景色の良いワインディングロードを気持ちよく走り、細い山道を登ると20台ほどの駐車場がある。

途中には山小屋があるが、まだ山開き前なので使われていないようだ。行くときはこの側を通ったが帰りには見過ごしてしまったので、ジーパンとトレッキングシューズという軽装で最後の一人だったので道に迷ったかと思って鈴もないので熊に出会わないかと不安だった。登山の間中、小泉今日子が朝ドラで歌う「潮騒のメモリー」が頭を離れないので熊対策に声を出して歌っていた。

出発の時、地下足袋の小父さんに聞くと30分位で眺めの良いところに着くとのことだったので気楽に登った、足が遅いから一時間かかるのだろうと思って登って、疲れたけどもっと景色の良いところまで登ろうと思っているうちに二時間半も登って守門大岳という1400何十メートルかの頂上に着いてしまった。

途中、想定外に雪が多くて杖も持たなかったので足元が滑って歩きづらい、アイゼンかカンジキが欲しいところ。下りてくる人は皆スキーのストックを両手に持っているので不思議だったが後で必需品だと分かった。頂上に近くなると視界が広がって山スキーをしている3人の高齢者が最後の滑りを終えて帰り支度をするところだった。尻餅をつきながら靴をびしょびしょにして下りてきた。

守門大岳の頂上の北側には雪庇(せっぴ)があって下界からも良く見える。

頂上まで登るとパノラマが広がって実に気持ちが良い。曇りがちだったが遠くの山々が良く見えて本当に来ることが出来て良かった。四つんばいになったり尻餅ついたりで登り二時間半、下り一時間半もかかったが、騙されるように登ってしまった。
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