昨日,いつものように東上線に乗って帰宅中,中板橋駅で,
「前の急行が,ときわ台駅で人身事故」
とのアナウンス,状況がわからないようなので,とりあえず中板橋駅前のブックオフに入り時間をつぶすが,まだ電車が動いていないようなので,歩いて帰る.
で,今日仕事の帰りに,駅の反対側に買い物があったので,ときわ台駅の横の踏切に向かったら,交番の前や,近くの店をテレビカメラをもったマスコミが,取材をしていた.
踏切に,何かチョークでかいたマークなどがあったので,「ああ,事故はこの踏切なのね」と思いながら,渡った.
買い物しながら,お店の人に詳しいことを聞いたら,どうも,自殺しようとした人を,警官が助けに入って重傷を負ったらしい.
それで,交番にも取材が入っていたのね.何回かその交番も行ったことがあるが,もしかしたら,話をしたことがある警官の可能性もある.
警官の使命という気持ちも背中を押したのかもしれないが,自分も危ないのがわかっているのに,助けに行けるというのは,いい言葉が出てこないが,すごいことだと思う.
あと,家に帰ってきて思ったのだが,その踏切の非常停止ボタンがどこにあったか思い出せない.今度通るときに,確認しておこうと思った.
踏切事故 女性助けようと警官も重体 東武東上線
2月7日9時50分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000010-maip-soci
6日午後7時半ごろ、東京都板橋区常盤台1の東武東上線ときわ台駅のホーム前の線路で、近くの警視庁板橋署常盤台交番勤務、宮本邦彦巡査部長(53)と、同区の無職女性(39)が池袋発小川町行き急行電車にひかれた。宮本巡査部長は頭を強く打ち意識不明の重体、女性は腰の骨を折る重傷を負った。宮本巡査部長は、自殺を図ってホーム脇の踏切から線路に入った女性を、ホーム下の避難スペースに押し込もうとしていた。
同署の調べでは、同日午後7時過ぎ、「踏切の中に女性が立ち入っている」との通報が同交番にあった。宮本巡査部長が踏切から女性を引き出して交番に連れてきたが、女性は交番を飛び出して再び踏切に入った。宮本巡査部長が後を追い、線路づたいにホーム前まで来た女性の腕などをつかみ、危険を避けるためにホームの下に押し入れようとしていたという。
女性は「死んでもいい」と叫んでいたといい、警報機が鳴り始めた直後に踏切に入っていることから、同署は自殺するつもりだったとみている。女性は精神科に通院しているという。交番には当時、宮本巡査部長1人だった。
目撃者によると、女性はバッグを振り回しながら踏切に入ると、そのままホームに向かって走った。宮本巡査部長は、興奮してもがく女性を懸命に押さえ、近づいて来た電車に向かい「止まってくれ」と叫びながら手を振っていたという。
この事故で同線は上下線とも約2時間、運転を見合わせ、約6万5000人に影響が出た。【永井大介、堀文彦】