亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

売り直されるユーロ、連動する金

2018年07月10日 23時41分25秒 | 金市場
先日、“どこまで身のある話をしてこられるか”的な内容をここに書いたが、ポンペオ米国務長官の北朝鮮訪問は、同長官お出国直後に国営北朝鮮中央通信が非核化を巡る米国側の姿勢を「強盗のような態度」と報じたことで、推して知るべしという結果に。本人の思い込みと口先だけのトランプ外交の後始末は続く。進退窮まったところで、またぞろ軍事的圧力を前面に押し出すのか・・・。軍隊を含む米国の総合力を自分の力だと誤認しないでもらいたい。

今回の訪朝は、第一段階となっている核弾頭などの保有状況や関連施設の申告について何らの進展は見られずに終了。むしろ北朝鮮からは朝鮮戦争の「終結宣言」の早期実現を要求されたと報じられている。米朝の要求は完全にすれ違い、というよりも北朝鮮側が交渉を自らのペースに引き込もうとしているような展開に。先方の路線に乗せられているように見えるが、どうなるか。

さて昨日ここに「DXYが下値を探り始めると、反発にも力強さが出そうだ」としたが、本日、日本時間の夕刻にユーロが売られ、ドル指数(DXY)も94ポイント台半ばまで上昇。金はこのタイミングで1247.70ドルまで売られた。この時間は1255ドル近辺まで戻している。ユーロ売りの背景は、ドイツのZEW景況指数が前月の-16.1から-24.7へ急減速したこと。予想の-18.5を大きく上回る落ち込みに。このところドイツをはじめとするEU諸国の経済指標が軒並み悪化している。米中貿易戦争の開戦懸念が、企業家センチメントに影響し、マインド系(心理指数)が落ち込みが、そのまま現実のものとなりユーロが売られる展開に。



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