亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

中国は?原油安を受けCRB指数1年2ヵ月ぶりの170割れ

2017年06月21日 20時53分58秒 | トピック

20日の市場で目立ったのは、原油価格の下落だった。NY市場のWTI原油は、一時昨年11月14日以来の安値となる42ドル台まで売られ43.23ドルで終了した。終値ベースでは昨年9月中旬以来の低水準となる。増加基調を続ける米シェールオイル生産の動向に加え、リビアやナイジェリアの産油量拡大観測を背景に、世界的な供給過剰感が改めて意識されている。

もともとシェールからの生産が増えるだろうことは、大勢的な見方だった。それが現実化している。

注目すべきは原油安を映し、代表的な商品指数ロイター・ジェフリーズCRB指数は、169.65ポイントと昨年4月7日以来の170ポイント割れとなったこと。CRB指数に占めるエネルギーの比率は約4割と他の商品指数に比べ低めに設定されているものの、やはり原油価格の下げが指数を押し下げたとみられる。

ただし、昨年4月の170割れ当時のWTI原油は、37.26ドルで足元より14%ほど低い水準だった。つまり原油以外の商品価格も安くなっていることを表すが、それはそのままインフレ率の低迷につながる要素でもある。また、原材料需要の低下を映したものと読むならば、世界的な景気の減速を示唆している可能性もある。商品市況というと頭に浮かぶのは中国だが、ここまでのところ政府発表の指標には落ち込みは見られていない。ただし、民間(財新・マークイット)発表の5月の製造業景況指数(PMI)は、拡大縮小の分岐点となる50を割れ49.6と昨年6月つまり1年ぶりの縮小となっていた。秋の共産党大会を目標に、マクロ経済のコントロールをしている中国政府だが、澱(おり)が溜まっているイメージで年末から来年はどうなるか。。

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