亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

方向感の出ない金市場、注目はFOMCだが 

2020年09月14日 21時07分11秒 | 金市場
本日は先ほどまでライブで本日から始まった「ゴールド&プラチナカンファレンス」のオープニング・セッションに登場。いま終了後に更新しようとしているところ。内容は、YOU Tubeでも流れるので、興味のある方はそちらでもチェックしてください。

先々週かな、ここに張り付けましたが、以下のイベントです。


https://goldfes.jp/



次回の当方の登場は19日17時からのライブ・セッションです。



ということで、足元の話題に戻ると今週は、言わずと知れた米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。すでに8月末に臨時の会合(FOMC)を開き、平均2%の物価目標という新機軸を打ち出したことから類推するに、今回は例えばゼロ金利を具体的にいつまで継続などということを具体的に示す、「フォワードガイダンス」の導入は見送るのではないかと見ている。

一方、困ったことに米連邦議会での新型コロナ対応追加策の成立に未だ目途が立っていない。失業給付を週600ドル加算する特例措置は7月末に失効、中小企業の給与補填策も8月上旬に申込期限が切れ、航空会社向けの雇用維持策も今月末で失効の予定となっている。こちらは各社で数万人規模の人員カットが予想されている。雇用や景気回復がここにきて鈍化する中で、追加策の必要性を米連邦準備理事会(FRB)関係者も指摘しているが、議会の動きは鈍い。

上院共和党が5000憶ドル(約53兆円)規模の追加法案を提案していたが、この日民主党の反対で本採決に持ち込めず否決となった。ただし、そもそも上院共和党指導部は、当初1兆ドル規模としていた法案を5000憶ドル規模に減額しており、3兆ドルから2兆ドルに減額して共和党と妥協を図ろうとした民主党と折り合えないことを承知の上で、提案したとされる。11月の議会選挙を前に、(人気取りもあり)大規模な追加策をまとめようとする民主党に対し、共和党はむしろコアな支持層である(拡張財政に反対する)保守派の歓心を買う目的で追加策を減額したとされる。

つまり端から否決は想定済みとされ、事実、共和民主双方ともに相手側の非を唱えるだけで、合意に向けた動きは取られていない。選挙まで2カ月を切り政治機能は止まっており、経済への影響が懸念されている。そうした中でFOMCでは、こうした政治環境をも加味した判断をするのか否か。
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