亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金市場、売り方は短期勝負か

2018年05月16日 23時34分26秒 | 金市場
本日は、夕刻18時から財布を作っている企業の経営者の皆さんの定例の勉強会に声をかけていただき、1時間余り話をした後に、食事をしながら質疑応答ということをやらせていただいた。金ではなく、トランプリスクや日本固有の金融リスクについてが、話の中心。終了後に有志の方々10名ほどで、近くの店で延長戦となったが、いろいろ話す中で知らない話も多く。こちらも勉強になった。

さて4月の米小売売上高の内容が良く、さらに同時刻に発表されたNY連銀製造業景況指数もよく、という相乗効果でファンドのアルゴリズム(コンピューター・プログラムよる自動売買)がヒットして、債券売りで長期金利が急騰、連鎖的にドル買いの動きにドルが全面高、金市場では200日線を割れると売りが加速、さらに心理的な節目でこのところのレンジ下限の1300ドル割れで、相場展開はモメンタム系の登場でそのままジワジワと1280ドル台へ。ローヤル・ストレート・フラッシュのような組合せに買い方もなす術なしという展開に。

先日、CFTC発表のデータにて、NYコメックスの金先物市場ではファンドのロング(買い建て)の手仕舞いが進み、逆にショート(売り建て)が膨らみ、ネットの買い越し(ネットロング)が昨年7月以来の小さな規模となっていることをここに書いた。その1週間後には、引き続きロングの手仕舞い売りとともに、ショートも手仕舞われたことで、ネットロングの規模はほとんど変わっていなかった。これでわかるのは、ショートは腰の入った売りではないということ。おそらく“小すくい(短期で利入れ)”が目的で1300ドルをさらに新規売りする(フレッシュ・ショート)勢いはないのではということ。思わぬ“振れ”は、相場にはつきものだが、すでに売られ過ぎの領域に入っていると思われる。

ドルの騰勢がどこで止まるかが問題。FRB関係者の話からは、マーケットが思っているほどには、利上げを加速するとは思えないのだが・・・・。
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