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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

3000ドル前後の値固め、レンジを切り上げたNY金

2025年03月17日 20時24分45秒 | 金市場

週明け3月17日のNY金は日本時間の19時50分時点で3006ドル程度で推移している。

NY時間外のアジアからロンドンの午前を2995ドル前後のレンジ相場で推移し、NY時間の早朝のいま、3000ドル超で本日の高値圏で推移中となっている。 先週末14日もここまでのところ同じような展開だった。

 

先週末14日のNY金は前日に一時3000ドルを突破していたこともあり、アジア時間早朝から午後を通して3000ドルを挟んだレンジで推移した。ところがロンドンの早朝に動意付き上値追いに転じると、NYの早朝には一時3017.10ドルまで買われ連日の最高値を更新。

その後、さすがに高値警戒感から売り優勢の流れに転じ、売り買い交錯状態でNYの通常取引に入って以降は売りが先行し水準を一気に切り下げた。午前の中頃には3000ドルの節目を割れ、昼前には一時2988.60ドルまで付けこれが安値に。

終盤にかけて買い戻されたものの上値は重く、それでも通常取引は3001.10ドルと初めて終値ベースでの3000ドル台乗せとなった。結局、4営業日続伸ということに。

 

さて本日はどうなるか。先週末とは逆にNY時間に高値追いとなるのか。執筆中の足元でDXY(ドルインデックス)が下げてきているので、環境としては買われやすいとはいえる。

本日はこの後日本時間21時半に注目の指標が発表される。2月の米小売売上高だ。前回1月分は前月比0.9%減と予想外の減少となった。カルフォルニア州の大規模火災や異例の寒波がマイナスの背景とされたが、果たしてそれだけだったかという点が注目点。消費者心理の冷え込みが表面化しているだけにどうなるか。市場予想は0.6%の増加となっている。経済の70%が個人消費で占めている米国なので数字によっては、少し動くかもしれぬ。予想通りならば、1月はやはりイレギュラーなものだったということになるのだが。

落ちているのではと思うのだが、果たしてどうか。

 

レンジを2950~3050に切り上げたNY金はまずは3000ドル近辺の値固めか。

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