亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

トランプ政治の迷走が深まりそうだ

2018年03月14日 22時58分28秒 | 国際情勢
一昨日(3月12日)ここに、「今回の件がうまくいかなかったら、ティラーソン国務長官は辞任するのではなかろうか、と思ったりする」と書いた。にわかに新展開に入っている北朝鮮情勢だが、ここまでかなりストレスが溜まる展開と思われ、トランプ大統領による目先志向の衝動的判断の調整の矢面に立つ身としては、ゲーリー・コーンに次ぐような形で辞任ということになるのではと思ったことによる。起きたことは辞任ではなく、解任というものだった。しかも当の本人に直接伝えられることなくツィートし、報道を通し本人が知るという礼を失した展開だった。USAカンパニーのワンマン社長に、常識とか品性を求めるのは誤りということは、わかっているが、目標が決まれば進行上じゃまになるものは排除というやり方はこの人らしいといえる。要は、自分の周りの人間は、下された命令に素直に従い、職務を遂行すれば十分であって、意見されることはよしとしない。

今回のティラーソン解任劇から見えてくるのは、辞任しその後モラー特別検察官により訴追されたフリン前安全保障担当補佐官の後任のマクマスター補佐官の辞任あるいは解任ではないか。職務遂行の意識の高い軍人出身者ではあるものの、ケリー大統領首席補佐官ですらその可能性が考えられそうだ。同様に、マティス国防長官も同じ。これらの役職に就きたい人々も多いだろうから、トランプ大統領にすり寄っている者も少なからずいるのではないか。しかし、そうなるとマーケットの反応もただでは済みそうもない。

報じられているセッションズ司法長官の最近の行動などは、大統領のご機嫌取りという感じに見える。こうした人間は切られそうで切られず残ることになる。組織が揺らいでいる中で、北朝鮮問題や貿易など外交交渉で何か問題が起きそうで危なっかしい展開が続きそうだ。

昨年8月のホワイトハウスの陣容再編で落ちついたかに見えたトランプ政権だが、そもそも相応しくない人間に権力を持たせ、その当人が権力を振りかざす心地よさに浸っているだけに迷走が深まるのではないかと思う。前にも書いたが、アメリカの基盤が水面下で浸食されている。与党、共和党の責任も重い。
『投資』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 国内政局は国際金価格には影... | トップ | 値もちのいい金 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際情勢」カテゴリの最新記事