亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

2018年上半期の「稼ぎ」が10兆8411億円

2018年08月08日 22時58分18秒 | 金融市場の話題
本日発表の今年上半期の経常収支。前年同期比つまり昨年の1-6月期に比べ2%増え10兆8411億円となった。3年連続で上半期の10兆円超えという。いわば官民挙げての“日本国の稼ぎ”がこれ。日本の対米貿易黒字の大きさを問題視するトランプ大統領。明日9日そして10日とワシントンで日米貿易協定(FFR)が開かれる。25%の自動車関税まで持ち出している米国。今回、茂木経済財政・再生相の交渉相手がライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表。おそらく、麻生、ペンス間のこれまでの話し合いのように穏便にとは行くまい。

ちなみに、問題視される日本の貿易黒字だが、上半期の総額で1兆8150億円(語弊はあるが)にすぎない。対して配当収入や利息収入など(第1次)所得収支が10兆5324億円の黒字となっている。貿易で稼がなくとも半期で9兆円ほどのカネが入ってくる国は、他国から見ればうらやましい国だろう。

そもそも2017年末で328兆円ほどある対外純資産が、その背景であることは折に触れ書いてきた。この存在を考慮せずに(あるいは軽視して)内外金利差を前面に出しての円安予想が外れ続けてきたのも、むべなるかな。日銀の暴走が問題視されにくいのも、ここにある。ちなみに、対外純資産は金額ベースで27年連続で世界1位となっている。


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