亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

方向感の出ない市場、FOMC待ちか

2018年09月14日 22時59分29秒 | 金市場
方向感の出ない保ち合い相場が全般的に続いている。金市場も1200ドル台には戻ったものの、テクニカル上1220ドル突破が欲しいところだが、この水準に売り物が控えているようだ。市場を広く見渡せば、米国株は高値保ち合いで、為替市場も方向感が出ない。ここに来て米債は賃金上昇が前年比で2.9%となったり、PCE(個人消費支出)物価指数が2%を突破したことから、売られて利回りは上昇中で、とりわけネックとなっていたインフレ率の上昇加速を思わせるデータに10年債も3%に急接近中となっている。

もっとも、利回りの上昇ピッチが速いのが2年債で、ここに来て2008年7月以来10年ぶりの水準にまで押し上がったのは、そのまま利上げ観測の高まりを表す。長短金利の縮小については、長いものも押し上げられているので、金利差に目立った変化はないが、縮小トレンドが続いているのは間違いなかろう。8月24日のジャクソン・ホールでのパウエルFRB議長の講演を受けて、10年・2年の金利差は2007年以来の最小となったが、いわゆるフラット化が進むのは、理屈の上では引き締め過ぎを暗示するシグナルということになる。ハト派のFRB高官はそれゆえ利上げの加速に反対している。結局、このこう着状態は、FOMC待ちということか。

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