亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

米中協議再開に無反応だった金

2019年09月06日 17時14分27秒 | 金市場
8月7日に6年4カ月ぶりに1500ドル台に乗せて以降押し目らしい押し目を見せてこなかったNY金だが、5のNY時間に目立って下げた。それでも1500ドル割れは回避された。

5日は昨日ここでも取り上げたが、米中の高官による電話会談が持たれ、10月初旬にワシントンにて米中協議を再開する方向で合意したと報じられた。ついては今月の中頃にも下地作りの次官級会合を開くとされた。米中関係は、もろもろのセンチメント悪化の根源の問題ゆえに、協議再開だけでも影響力大きく、昨日はアジアから欧州とリスクオン全開で株高となっていた。

・・・で、当然金は売られたかというと昨夜書いたがアジアからロンドンさらにNYの早朝と1550ドル超を維持して推移したのだった。結果的には、その後の米経済指標の結果に金市場は反応した。まず現地午前8時15分に発表されたADP全米雇用が19万5000人増と市場予想の14万9000人増を大きく上回ったことが判明すると、まず第一弾の売りが出てここで1550ドル割れとなった。

その後、株式市場が高寄りして始まるとさらに売りが先行し、下げ足を速めるきっかけはNYの午前10時に発表されたISM非製造業景況指数の(率直に言って)予想外の好調さを示す内容だった。金市場ではまとまった売りが断続的に出され、そのまま1514.30ドルが結局この日の安値となった。ただし、売り物が一巡すると、以後は値動きも落ち着き1520ドル台後半を横ばいで推移し、そのまま終了となった。

10月に米中協議は再開はされても、合意に向けた金市場の期待値は低いことを表している。

本日は、パウエル議長と8月の雇用統計

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