収益はトラ次第「六甲おろしeワラント」・・・で「ジャビットeワラント」は無いのか？

午前中から台風１４号の余波で風が強かった東京。午後になり雨が加わり急に時化（しけ）模様。10階の窓を雨が叩く。いまは傘で外は歩けないほどの天候。

先日、東京海上日動火災が新光証券と組んで、エネルギーと穀物を中心にした商品指数に基準価格が連動する投信の募集を開始するという話題を取り上げた。
他にも先行したファンドが何本かあるのだが、今月は住信アセット・マネジメントが「住信コモディティ・オープン」を、野村アセットが「野村コモディティ投信」を設定するとのこと。住信の方の販売は東洋証券、福井銀行となっている。ブームと呼ぶには、ほど遠いがこうした草の根的な資金が投じられる状況の分析は難しい。すでに機関投資家の間で数年前からオルタナティブとして注目され、それが一般投資家をも巻き込む形で裾野が広がっているのはまず評価できる。ただしこれまで散々マネーゲームの結果だと、その上昇背景自体が疑われていたものが受け入れられるという段階は、相場の位置としては成熟化してきているということも言えるわけだ。まぁ、新聞を開けばその類の投信の募集広告に目が行くなどという事態ではないので、むしろ始まったばかりの動きとして捉えるべきか。

そういえばゴールドマン・サックスが作った阪神タイガースの勝敗に価格が連動する（はずの）「六甲おろしバスケットeワラント」のことを忘れていた。阪神の勝敗に株価が連動しがちな９銘柄を指数化し、そのコール（買い）とプット（売り）を売り買いするものだが、必ずしも勝ったら上がるというものでもないのが難しい。やってみようと思っていて、そのまま時間が経過してしまったが、取扱が始まったのが8月末というのは、いかにも遅すぎる。春先からやらないとダメだね。次は「ジャビットeワラント」とかもやればいい（連動する銘柄を選ぶのが難しいけど）。「星野電撃入団でＧワラント急騰！」や阪神連敗で「トラッキーeワラント急落！！」とかスポーツ紙の一面を飾ったりしたら面白そうだ。
いま、こんなこと書いてる場合ではない時間帯なんだけどね（まぁ、いいではないか）。