亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金利先物からは米年内利上げ加速に傾いた市場

2018年04月24日 20時58分42秒 | 金融市場の話題
市場は米長期金利の上昇で持ちきりになっている。昨日、NY時間の早朝の時間に10年債利回り(長期金利)が一時3%にタッチしたと書いた。3.01というダウ・ジョーンズのデータを見て書いたが、2.99%に修正された。いずれにしても心理的な節目でもある3%に接近。超えるか否か、超えてどこまで行くか、という市場の雰囲気。2014年1月以来の水準だが、その時はこの水準で頭打ちで反落となった。しかし、今回は、いよいよ米国での賃上げの動きが広がってきたことと、タイミングを同じくして原油が上昇していることもあり、インフレ期待が高まりそれを映した金利上昇との見方が広がっている。

この辺りは、昨日の最後に書いたように、ファンドの債券買いポジションの投げが作った上昇とみているが、インフレ期待を映した上昇となると話はやや違ってくる。もっとも、3月のコアCPI(消費者物価指数)が前年比で+2.1%になっていたので、上向いているのは確かではある。CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の債券先物から割り出す年内の利上げ回数は、年内あと2回から3回、つまり今年は4回利上げとの見方が優勢になってきた。景気の良さを読んでというよりも、インフレ懸念を映してという印象。そうなると、そもそも金はインフレに強いということで、買いではないかとの見方が生まれ、実際にそれゆえ年後半も金はFRBの利上げの中でも目立って売られないということになる。

どちらにしても、目先の動きはともかく、先は強い(上昇)とみている。

NY株は、その利上げ加速観測を跳ね返す業績の伸びにかかっているが、こちらはすでに織り込んで上がってきたのではないか。

昨日発売の「週刊エコノミスト(5月1・8日合併号)」「ドル沈没」にて、中ロを中心とした新興国中銀の外貨準備への金の組み入れ増加についての一文(36~37ページ)を寄稿しております。近年のエコノミスト誌は、以前に比べタイトルがセンセーショナルですなぁ。

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