亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

困ったもんだ

2018年06月08日 00時06分58秒 | トピック
7日はECBのブラート専務理事をはじめECB理事でもあるドイツ連銀のバイトマン総裁や同じく理事のオランダ中銀のクノット総裁のタカ派発言を受け、ユーロが反発、底打ちの気配。ドル指数(DXY)は、反落か?もっとも、バイトマン、クノット両総裁ともに、もともと量的緩和策には懐疑的なタカ派で知られるだけに(南欧に比べ北欧の中銀はその傾向が強い)、プラート発言に対する市場の反応のほうが強かった。なぜなら専務理事という立場もあるが、ECBのチーフエコノミストであり、ハト派で知られている人物だからだ。要はハト派の人間が、タカ派的な発言をするというのは、確信をもったという証しに・・・一般的にはなるからだ。

さて、この週末はカナダでG7サミット。先週末の財務相・中銀総裁会合は、米1対その他6の対立の構図となり(事前に予想はできたが)ニュース性を帯びた。今週末が見ものだが、同じような展開なら、財務長官のムニューシンだから帰らなかったが、大統領なら怒ってワシントン、あるいは、NYに帰ってしまったのではないかと思う。

ところで、トランプ大統領が、大統領職は自らに恩赦をあたえる権利を有するとの見解を前面に出したことで、様々な波紋を呼んでいる。このところ恩赦が連発され、メディアでも関心が高まっているタイミングでもある。今朝見た米ABCでは、恩赦人数の増加が疑問視されていた。安易な“恩赦”が急増しているのではと懸念が強まっているが、共和党のライアン下院議長が既に議長職を辞任の意向を示してるが、今回のトランプ発言には反対の意向で、「トランプ大統領は自身に恩赦を与えるべきではない」との立場を表明している。大統領職についたことで得た権力についての、過信が生まれているようだ。週末のサミットでも“我がまま”を通そうとするのではないか。最悪の場合、帰国するだろう。アメリカの国家としての尊厳が、どんどん失われている。前日夕刻にブリーフィングされた雇用統計について、俺は知っているんだとばかりに、自慢したい幼さ。その人物が、来週、世紀の会談(と自らも囃す)に臨もうとしている。
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1 コメント

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困ったチャン (ささやか)
2018-06-08 13:17:08
イラン合意やイスラエル政策で難民問題に苦しむ欧州諸国を困らせているし、キューバの国交回復より北朝鮮との終戦に意欲満々で拉致問題で悩む日本を困らせているし…
ただ、英国のブレグジットや米国のアメリカファーストは、加速するグローバリズムにスットプをかけて修正をせまる動きのようにも思えてきた今日この頃です。いずれも民主主義の名の下に行われた選挙結果に依るものだから。
ボタンの掛け違いが起こらないよう祈るばかりです。

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