亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NY株も為替も金市場もこう着状態

2019年03月15日 20時24分26秒 | 金市場
Brexit、(英国のEU離脱)騒動は、伝えられているように延長戦入りするにあたって、これまで2度にわたり否決された離脱案の可決を前提にしたうえで、6月末までとするというもの。否決されると、どうなるか未定ということで、それではEU側も延長を認めにくかろうということのよう。そもそも6月末までとしたのは、5月のEU議会選挙を経て新議員の任期が7月から始まるので、6月末までに切るのがよかろうということらしい。流動的というより迷走状態にある。長引くほどに英国のみならずEUの政策停滞につながることから、とりわけEU側から早期決着を望む声は大きいとみられる。嫌気がさしてきている、といったところか。

EUも景気減速が加速しており、はやくスッキリしたいところだが、下手をするとセンチメントを傷つけさらに悪化のスピードを上げてしまう可能性がある。14日はドイツのIFO経済研究所が2019年のドイツ経済の成長見通しを前年比1.1%から0.6%に引き下げを発表。工業製品に対する外需の鈍化を理由にあげた。IFOのエコノミストは「世界経済は勢いを失っており、ドイツ製品に対する世界的な需要は低下している」としたと。

ドイツ経済は2018年10-12月期GDPが前期比年率で0%の伸び、つまり横ばいとなり、かろうじて景気後退入りを回避した経緯がある(7-9月期は前期比マイナスだった、2四半期連続マイナスは景気後退と定義されている)。別のデータでは、2019年1月のドイツの乗用車生産台数は前年比19%減、同輸出も20%減となっている。欧州全般とくにドイツは中国との交易関係が深く、中国の減速がドイツ経済の急減速として表れていると見られる。IFOの発表後にユーロが売られ、それに応じて金市場でも売りものが出たのが、下値追いのきっかけとなった。ロンドン時間のこと。出来高も細っており1300割れに至ったが、それほど売りが目立っているわけではない。NY株も出来高が落ちており、為替市場のようになりつつある。来週はFOMCだが、なにかサプライズに至るものもないと思われるが、すでに様子見といった展開。

来週はFOMC+Brexit+EUサミット。

それにしてもクライストチャーチでのテロ騒動、確かにニュージーランドという点が驚き。逆にインパクトあり。日本も警戒ということに。

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