今回は歴史遺産を巡る旅の写真を掲載することとしました。5年前に出かけた南ドイツ・
中世の町と古城を巡る通称「ロマンチック街道」の旅です。
中世のドイツ周辺は神聖ローマ帝国(962~1806)に代表される、ローマ中心のキリスト教
国家であった。この国家は強力な中央集権国家ではなく、各地の王国の連合体のような国家で
あった。「全ての道はローマに通ず」という言葉に表されるように街道はローマからイタリア
北部(アルプス)やスイスを抜けて南ドイツ、中部ドイツへ至っている。
中世の文化の中心は現在の北部港湾都市(ハンブルグ)や工業都市(デュッセルドルフ)では
なく、南部や中部の諸都市であったと思われる。今回訪問したローデンブルグやディンケルス
ビュールの旧市街やシュバンガウやフュッセンの王城等は中世の面影を色濃く残していた。
以上。